話しかけやすい人と話しかけにくい人の違いを解説!
あなたの周りには、自然と人が集まってくる「話しかけやすい人」はいないでしょうか。
反対に、その人に何か聞かなければならない用事ができると憂鬱になってしまう「話しかけにくい人」もいるのではないでしょうか。
両者の違いはどこにあるのでしょう。
話しかけやすい人になるためにはどうすれば良いのでしょうか。
この記事では、「話しかけやすい人」と「話しかけにくい人」の特徴を解説し、「話しやすい人」になる方法を紹介していきます。
「話しやすい人」になりたい人は参考にしてみてください。
話しかけやすい人になるメリット
まずは話しかけやすい人になるとどんなメリットがあるのか解説していきます。
人と仲良くなるきっかけになる会話の機会が増えるので、仕事、プライベート両方の場面で大きなアドバンテージがあります。
人間関係を楽に構築できる
周りから見ていいて、みんなに話しかけられる人は人格がしっかりしているという安心感がありますよね。
そのため、関係性ができていない頃から、ある程度心を開いてコミュニケーションをしてくれます。
人間関係の構築がしやすいので、友人や恋人を作りやすく、その仲も深めやすくなります。
仕事がスムーズに回る
仕事関係においても、話しやすい人は得です。
企業が社会人に求める能力は何年も連続で「コミュニケーション能力」が一位です。
これはどんな調査でも変わりません。
あらゆる仕事において、相手との情報交換が重要になることを示しています。
話しかけられやすい人は相手から情報を得る機会が多いので仕事がスムーズに回ります。
話しかけやすい人の特徴
次に話しかけやすい人の特徴を解説していきます。
特徴はなんとなく思い浮かぶと思いますが、改めて整理することでどんな人が話しやすいのか、より理解できます。
社交的な性格
話しかけやすい人は、人と関わって遊んだり、仕事をすることが好きです。
そのため、相手とのコミュニケーションを抵抗なくできるのです。
社交的な人が持つ特徴として
・返事や返信が早い
・笑顔が多く柔らかい雰囲気
・人の相談を親身になって聞いてくれる
ということが挙げられます。
周りにこんな人がいたら、話しかけやすいですよね。
前向きで明るい
前向きで明るいのも話しかけやすい人の特徴です。
いつもため息をついていたり、悲壮的な雰囲気を出している人より、明るくて前向きな人の方が話しかけやすいですよね。
相手の雰囲気やテンションは、自分の気分の上下にも左右します。
そのため、明るい人は人を惹き付け、暗い人は人を遠ざけるのです。
聞き上手
相槌や返事をきちんとしてくれたり、話を真剣に聞いてくれる人には話しかけたくなりますよね。
話しかけられる人には相手の話を聞くのが上手いという特徴があります。
聞き上手な人の特徴として
・「すごいね」「そうなんだ」というリアクションを取ってくれる。
・アイコンタクトをしっかりしてくれる
・興味があるところは聞き返す
というように相手への思いやりのある対応ができます。
共通点探しがうまい
会話をしていく中で、休日の過ごし方や出身地といった共通の話題が見つかると、盛り上がりますよね。
話しかけられやすい人は共通点を探すのがうまく、相手とすぐに打ち解けられます。
・趣味が多彩で様々な話題に反応できる。
・共通点を探し当てたらそこから、自分の話をして相手との心の距離を縮められる
というように話題を広げる能力があることが要因です。
自然と共通点を見つけ、会話を弾ますことができるので、相手はまた話しかけたくなります。
相手の話に肯定をする
人は自分の意見を肯定して貰えると嬉しくなり、さらに話したくなるものです。
「今の面白い提案だね!是非もっと聞かせてよ」
「ちょうど私もバーベキューに行きたいと思ってたんだよ」
相手がこのような反応をしてくれたら話しやすいですよね。
肯定的な反応ができるのは、ポジティブな性格と、相手への気づかいができるためです。
肯定的な反応が周りに人を集めるのです。
簡潔で分かりやすい話し方をする
話しかけやすい人は、簡潔で分かりやすい話し方ができます。
会話がスムーズに行われるので、また話したい、今度も相談したいといった気持ちにさせます。
話し方の特徴として
・結論から話し、一文が短い
・相手に合った例え話をいれる
・声に強弱、緩急をつけて聞いていて飽きない
といった相手が興味を持つような話し方ができるので、分かりやすく感じるのです。
清潔感がある
シャツがよれよれだったり、髪がボサボサの人には話しかけるのには抵抗がありますよね。
身だしなみがしっかりしていない人には、警戒心を抱いてしまいます。
話しかけやすい人は、身だしなみにも気を使っています。
ブランド品を持っていたり、オシャレという訳ではありません。
相手が不快にならないような、場に合った髪型や服装を選ぶことができるのです。
落ち着きがある
話しかけやすい人には、この人になら何を言っても大丈夫というような安心感があります。
感情的になったり、機嫌の良し悪しによって言うことがコロコロ変わるような不安定さがないのです。
このような雰囲気が出せる理由は、精神的に落ち着いていることにあります。
人生経験が豊富で、多くの困難を乗り越えてきた人は多少のことでは動じません。
そのため、どっしりと構えることができるので周りの人に安心感を与えることができます。
感情を読むのが得意
話しかけやすい人は、相手の感情の変化を敏感に察知できます。
基本的に人が好きなので、相手がどう感じたか、どんな価値観があるのかに興味があります。
そのため、人の表情や声のトーンをよく観察するので、相手にどんな気持ちの変化があるのかが読めます。
・落ち込んでいる人には優しい声を掛ける。
・急いでいる人はそっとしてあげる。
といった相手に合ったコミュニケーションが取れるので好感を抱きます。
話しにくい人の特徴
話しかけやすい人の特徴は分かってきましたか?
では、話しにくい人にはどんな特徴があるのでしょうか。
両者の違いが明確になれば、どうすれば話しかけやすい人になれるのか、分かってくるはずです。
不機嫌そうな表情をしている
話しかけようとしても、不機嫌そうな表情を見たらためらってしまいますよね。
いつもイライラしている人や、怒っている人には誰だって話しかけにくいものです。
相手からすると、自分が何かまずい対応をしたのか気になってしまいます。
中には人を遠ざけたいという心理から、無意識に不機嫌な表情になる人もいます。
返事が乱雑
「はい。」
「うん。」
「そうなんだ。」
というように、淡白であっさりした返事は話をぶつ切りにしてしまいます。
このような返事をされた相手は、また次の話題を振らなければなりません。
話題を振る→あっさりした返事
がくり返されるので、一方通行の会話が続きます。
そうなると話す方は疲れてしまうので、話しかける気が無くなっていくのです。
話しを最後まで聞かない
話しにくい人に見られる共通の悪い癖として、人の話を最後まで聞かないことがあります。
・話を途中で遮り、自分の意見を言う
・相手からの相談を自分の自慢話で返してしまう
というふうに、相手の話をしっかり聞けません。
「私の話を聞いて欲しい」「相談に乗って欲しい」という欲求が満たされないので、会話をしたく無くなってしまいます。
受け身な姿勢
自分からは話題を振らない、挨拶もされればする、お互い沈黙するといつも話しかけるのはこちらから…
コミュニケーションに対して受け身な姿勢の人にはあまり話しかけたくないですよね。
会話が盛り上がる時は話す、聞くのバランスがよく取れています。
自分のことを話したがらない受け身な姿勢の人との会話は面白くありません。
むしろ気を使ってしまい苦痛にさえ感じてしまいます。
相手に興味がない様子を見せる
相手が話しかけている最中に
・目線を合わせず、視線が他の場所に行く
・パソコンやスマホから目を離さない
・質問されても内容を覚えていないので答えられない
といった相手の話に興味がない様子を見せられたらどう感じるでしょうか。
失礼な態度に不愉快になる人も無視されているようで悲しくなる人もいるでしょう。
こういった人達は当然ながら、話しかけられなくなっていきます。
話しかけやすい人と話かけにくい人の違い
ここまで、話しかけやすい人と話かけにくい人の違いについて解説してきました。
ここで両者の代表的な特徴の比較をしてみましょう。
話しかけやすい人と話かけにくい人の比較
・自ら話題を提供する⇔話題は相手から振られるのを待つ
・ポジティブ⇔ネガティプ
・人に丁寧な対応⇔人に雑な対応
・人に興味がある⇔人に無関心
・会話を広げる力がある⇔会話を終わらせてしまう
・イライラしやすい⇔落ち着いている
・人に共感できる⇔自分にしか関心がない
まとめてみると以上のような違いがあります。
話しかけやすい人になる方法
では、話しかけやすい人になるためにはどうしたら良いのでしょうか。
これまでの比較を頭の中に思い浮かべながら見ていきましょう。
会話ネタを用意する
話しかけやすい人になるためには、自分から話しかけられるようになる必要があります。
しかし、何を話しかければ良いのか分からなければ、話しかけるのは難しいですよね。
その対策として、あらかじめ会話のネタを用意するようにしましょう。
最初は誰にとっても共通点である
・天気のネタ
・食べ物のネタ
・出身地のネタ
あたりを準備してから話しかけるようにしましょう。
話す話題があらかじめ分かれば、自分から話しかけるのが苦手な人でも話しかけられるようになります。
ポジティブなワードを使う
ポジティブな人は相手の気持ちを引き上げ、ネガティブな人は相手を憂鬱な気分にします。
普段使う言葉からポジティブなものに変えていきましょう。
✕「その仕事やったことがないので、できそうにないです。」
〇「その仕事やったことがありませんが、出来るだけ頑張ります。」
✕「明日のキャンプ雨で中止だろうな」
〇「明日晴れてキャンプできるといいね」
同じことを言っていても、印象は変わってきます。
ポジティブなワードが自然に出てくるようになったら、表情も笑顔が意識できるとより明るく親しみやすい印象になります。
返事やお礼をしっかりする
人に対して丁寧な対応ができるようになるために、まずは返事とお礼をしっかりすることを意識しましょう。
あなたが、何か人に説明している場面を思い浮かべてみて下さい。
「分かりました。」
と反応があるのとないのとでは、伝わったという安心感が違いますよね。
小さなことですが、返事やお礼ができる人は、相手に好感を与えます。
丁寧な対応ができるように返事とお礼を意識してするようにしましょう。
相手の良いところを見つける
相手に興味を持つためにはどうしたら良いのでしょうか。
最初は、相手をよく観察することが重要になります。
特に相手の良いところに着目して、行動を見ていきましょう。
・率先してみんなをまとめる行動が取れる
・誰に対しても平等に接することができる
というような長所が見えてきます。
良いところが分かれば、好感を抱くので相手のことを考えるのが癖になっていきます。
話を聞いている姿勢を見せる
人は自分の話に相手が興味がないと分かったら、ガッカリして話したくなくなります。
そうさせないためにも、話をしっかりと聞いていることをアピールするようにしましょう。
・アイコンタクトをしっかりする
・相手の話に頷く
・話で気になったところは聞き返す
といった相手の話に興味がある態度で接しましょう。
自分の話に相手が興味があると分かったら、嬉しいくなりもっと話したくなりますよね。
聞く態度を良くすることは、会話を弾ませるコツでもあります。
質問の仕方を変える
会話を広げるためには、質問の仕方を変えていきましょう。
会話が盛り上がらない原因として、返事が短くなってしまうという事は、紹介しましたよね。
相手から返答を引き出すためには
「最近どこの山に登りましたか?」
というような事実を聞くような質問より
「山登りをしようと思ったきっかけはなんですか?」
というような相手の性格や気持ちを質問すると上手く行きます。
質問の仕方を変えて、相手から多くの情報を得ることで会話を盛り上げ、話しやすい人になれます。
リフレッシュをする
人に対して穏やかに接しようとしても、残業続きで疲れていたり、人間関係に悩んでいるとつい怒った様子を出してしまいますよね。
そうならないためにも、自身の精神状態を良好に保つようにしましょう。
思い切って休んでみたり、軽い運動をするのがおすすめです。
心がリフレッシュできれば、人に対して思いやりのある対応ができるようになります。
会話を楽しめるようになろう
話しかけやすい人になるための方法を紹介してきました。
ここまで読んでいただいた皆さんなら、お気づきかもしれませんが、話しやすい人はコミュニケーションをするのが好きです。
みなさんも紹介してきた方法を使いこなしていけば、会話が楽しくなり自然と話しやすい人になれるはずです。
会話を楽しむことを第一に考えるのが、話しやすい人になるコツと言えるかもしれません。
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