夫婦関係が劇的に変わるコミュニケーション術とは？

夫婦が上手くいかないのは何故でしょうか？

結婚して夫婦になってから…

「こんな結婚生活になるはずではなかった。」

「会話がない、一緒にいてもつまらない」

「子どもがいるから今は離婚できない。」と考えてしまっている方もいるのではないでしょうか。

日本の離婚率は2019年度の厚生労働省の調査によると約35％前後になっています。

３組に１組の夫婦が離婚しているというのが現状です。

離婚率は増えていますが、結婚した時は離婚なんて自分自身そんなことを考えてはいなかったはず。

お互いのことを好きになって、夫と妻として婚約し、結婚した訳ですから夫婦仲を取り戻すことはできます。

実は、コミュニケーション（会話）ができている夫婦ほど仲が良いものです。

夫婦での会話がない、離婚の危機が迫ってきていると感じている方へ。

その原因は自分と相手とのコミュニケーション不足であり、上手くいかない理由があるのです。

今更、関係を良くすることはできない…と思って諦めないでください。

ちょっとしたコミュニケーション（会話）の仕方や行動を変えるだけで夫婦仲は良くなります。

夫婦が上手くいくには、どんなコミュニケーションをとるかが重要です。

今回は、夫婦がうまくいかない理由と夫婦でのコミュニケーション（会話）術やポイントについてお伝えします。

離婚を回避できる！自分がやってはいけない行動とその理由とは

結婚して時間が経つと夫婦の会話は少なくなる傾向があります。

結婚してからの夫婦の会話は、約６割程度といわれています。

最近は共働きする家庭も多くなってきて、お互いが仕事や家事、育児に追われています。

そうなると夫婦の時間がとれず、すれ違う日々を送ってしまうことも…

夫婦になるとお互い特に何も言わなくても自分のことを気付いてほしいと思うことありませんか？

「それくらい気づいてよっ！」

「忙しいんだから、やっといてくれよ」

などイライラ、ストレスがたまり、態度に出て喧嘩に発展してしまいます。

ほんの些細な会話から大きな喧嘩に発展して自分も相手も傷つけてしまう結果に。。。

夫婦が仲良く生活を続けるためにも、やってはいけない行動に当てはまっていないかチェックしてみてください。

もし、今！自分が思わずやってしまっているのであれば、離婚の危険性があります。

何気ない会話をおろそかにして、自分は妻に尽くしている、夫は私のことを理解していないと思っているような自己中心的なタイプの考えはやめましょう。

まずは、できることから気を付けて改善していくことが大切です。

①自分の価値観を押し付けて受け入れない

夫婦になったといっても、お互い同じ価値観を持っているとは限りません。

でも夫婦ゆえに、自分の価値観を優先して押し付けたり、思い込みで自分と同じだと思っていませんか？

夫婦で価値観が違う場合、片方が自分の価値観を優先すれば、相手は我慢をしているかもしれません。

それでは相手に不満やストレスを与えてしまいます。

また、夫婦で一番話し合う話題は子供のことがほとんどであるともいわれています。

こと子供のことに関してになると、お互い譲らず衝突することもあるでしょう。

喧嘩になって、どちらか一方が折れて相手の価値観を優先してしまい、何も言わなくなってしまうことも。

そうすると夫婦の中でこの人とは価値観が合わない、何を話しても無駄という思い込みをして会話をすることが減ってしまいます。

そうなると、お互いにコミュニケーション（会話）したり、子どものことで相談して気持ちを共有しようと思っていたものがこの人と話しても無駄だと思うようになり、気持ちが離れて行ってしまいます。

まずは、お互いの価値観を共有しても、自分と合わなかったとしても冷静に話し合いましょう。

②自分の気持ちを態度で表現してしまう

相手に対して直してほしいところがあるとしましょう。

でも、何度言っても直してくれません。（長年の癖は直しにくいかもしれませんが）

そうすると、相手に対してイライラが溜まり話すのも嫌になり、態度に出てしまうことってないでしょうか？

仕事や家事、育児などで忙しく日々を送り、家族のためにやっているのにちょっとしたことをやってくれなかったり、気遣いがないと、腹を立ててしまうことは仕方ないことです。

そんな時に態度で自分の気持ちを相手に分かってもらおうと思ってないでしょうか?

言わなくても態度で私が怒っているのを察してほしいと思うかもしれません。

ムカついて会話なんてしたくないとも思うはず。

そして、ムッとした表情をしたり、口調が強くなったり、ものに当たったりしていませんか?

人はコミュニケーション（会話）をしないと分かり合うことはできません。

言わなくても自分のことをわかってくれている、私の態度を見たら考えてくれるだろうという思い込みを捨てましょう。

また、子どもは大人の言動をよく観察していて同じように真似をしますよね。

例えば、子どもに強い口調でいったり、自分がよく使う言葉を同じように使っていたり…

ある時、私の友人が子どもに話し方を注意したら

「ママだってそうゆう言い方するよ」

と返されたということがありました。

相手は自分の鏡でもあります。相手に良いコミュニケーションや関わりをすれば自分に返ってきます。

まずは、態度に出さずに気持ちを楽にできるよう自己管理することが大切です。

そして、落ち着いて自分の気持ちを伝えましょう。

そうすることで、相手も聞く耳を立てて今の状況を理解してくれるようになります。

感情をそのまま出して、態度で表現するのではなく、どんな時も良いコミュニケーションをとることを忘れないようにしましょう。

③夫婦でお互いに尊敬や感謝の言葉を伝えていない

相手のことを尊敬したり、労いや感謝の気持ちを言葉で伝えていますか?

結婚したての頃は相手のことをリスペクトして気を遣ったり大切にしていても、日が経ち、一緒にいるのが慣れてくると感謝の気持ちを忘れがちに。

お互いのことを尊敬できていないと、相手を上から見るような言葉や、横柄な態度になってしまいます。

また、嫌なところが目につけばつくほど、あら探しをしてしまいがち。

せっかく好きになって結婚したわけですから初心の気持ちを忘れずに、夫婦お互いの良いところに目を向けていきましょう。.

「ありがとう」という言葉は、相手のことを尊敬していなかったり感謝の気持ちを持っていないと伝える事はできません。

いつも大切な存在だと思って関わっていれば自然に「ありがとう」って言葉が出てきますよね。

素直な気持ちをもっと相手に伝えましょう。

④心無い一言を言ってしまう

つい余計な一言を言ってしまったり、冗談のつもりがそう捉えてもらえない場合があります。

例えばいつも帰りが遅い旦那さんが早く帰ってきたときに「もう帰ってきたの？」と言ってしまったり、

家事で忙しくしている奥さんに対して「もっとテキパキやったら」など、軽い気持ちで言ったことでも言われた方は気にしてしまうもの。

些細な一言がきっかけで相手のあなたへの気持ちは冷めていってしまいます。

冗談が通じる様子なのか、その時の気分など、相手の状態を見ることが大切です。

もし気に障ることを言ってしまったと感じた時は、素直に謝ったり誤解を解きましょう。

そのままにしてしまうとお互いの気持ちは離れていく一方なので注意しましょう。

④スマホやゲームに夢中で会話しない

時間があればすぐにスマホを見てしまう癖はありませんか？

そのままスマホに夢中になって何時間も経っていたなんてことがある方は要注意。

話しかけても空返事。無視される。こちらに無関心。

そんな状況になってしまってはお互い気持ちが離れていってしまいます。

夫婦関係が上手くいくことはありません。仮面夫婦状態。

スマホやゲームに夢中、そんな状態に慣れてしまう前に危機感を持ちましょう。

夫婦ともにいる時間は、コミュニケーションをとることに心がけましょう。

些細なことでも会話をすることは、良い夫婦関係を保つことに不可欠です。

日常生活ですぐにできる!夫婦仲が変わる会話の仕方

ここまで、夫婦でやってはいけない行動をお伝えしました。

当てはまったものはありましたか？

チェックリストに当てはまるほど、離婚の危険性に向かっているので要注意！

でも、どんなコミュニケーション（会話）をしたらいいのかわからない…

幸せな結婚生活を送るためにもどんなコミュニケーション（会話）をしたらよいのでしょうか？

やってはいけない行動をとらないことはもちろんですが、

ここからは具体的に夫婦関係を上手く保つためのコミュニケーション（会話）術を紹介していきます。

①コミュニケーションの量と質を高める

夫婦円満でいるためには、お互いできるだけ多くの会話をとり、どんな会話をするかが大切です。

幸せな夫婦生活を送るためにも、夫婦で子供や将来のことを話し合う事は、家庭を創造していくために必要な時間です。

これをおろそかにして、コミュニケーション（会話）がないと離婚に近づいていきます。

コミュニケーションの量が多いほど、相手がどう考えているのかが理解できます。

お互いの価値観を共有、共感し合うことで現実性が分かり夫婦の仲がより深まっていくのです。

なので、コミュニケーションの量を増やしていく事は大事です。

1日１回10分でもいいのでお互いのことを共有できるための会話をする時間を作りましょう。

その積み重ねが夫婦円満への道の一歩です。

また、ただコミュニケーション（会話）するのではなく相手のことを共感しましょう。

良くないのは自分が正しいと思って相手のことを不同意することです。

夫婦で会話している内容として、一番多いのは”子供の教育について”です。

子供や将来の事について話していて、つい自分の考えばかりを優先していないですか？

常に相手のことを不同意して意見を受け入れないと、相手からすると“この人と話をしても意味がない”と思って距離をおきたくなります。

もし、意見が違ったとしてもまずは相手の考えを受け入れ、共感し、その上で自分の気持ちを伝えてあげましょう。

最初から不同意すればするほど、話をしたくないと思われてしまうので常に共感し、受け入れる姿勢と態度を持つことが大切です。

ただ、コミュニケーションすればいいというものではなく、”量と質”を大切にしていくことが上手くいくポイントです。

②相手の目を見て話をきく

会話をしているのに、スマホを見たり他ごとしながら話を聞いていないですか？

最近は、「ながらスマホ」という言葉があるくらい、会話をしているのに相手の目を見て聞いたり話したりする人が減ってきています。

身内だからこそ、ついやってしまいがちなこの行為をすぐにやめましょう。

家事や仕事で忙しく、話しかけられても作業に集中しまうのは止めましょう。

話している人からすると、せっかく話をしているのにスマホを見たり何か他事をしながら聞かれると話をするのを止めようかなという気持ちになりますね。

自分がされたら嫌ですよね？！

ほんのちょっとした意識の違いで出来ることなのでスマホや何か作業をしていても、話しかけられたら手を止めて相手の話を聞きましょう。

相手の目を見て話すことで表情を見れるので相手のことがよくわかります。

会話をするときは相手の目を見て会話をしていきましょう。

③何気ない一言で関係性が大きく変わる

何か頼み事をされた時、返事はできていますか？

相手に対して感謝の気持ちを「ありがとう」と伝えていますか？

例えば、食事中に「醤油をとって」と言われて「はい。どうぞ(^^)」と笑顔で返事をしていますか？

無表情で無言なまま醤油を渡しているのなら、良くないコミュニケーションをしています。

もし、自分が何か頼み事をしたとします。

それに対して何も返事がなく無言のままだったらどうでしょうか。

ちゃんと頼んだことやってくれるのかなと不安になりますよね。

仕事では、上司や同僚などに対し、返事をしている方も多いはず。

仕事ではやってるのに家庭になるとどうでしょう。

実は無意識にやっていない人がほとんどです。

ですが、家庭内でも同じです。

何かコミュニケーションをされたら返事をしてコミュニケーションしていきましょう。

また、感謝の気持ちを伝えたり、自分が悪かった場合は謝罪をしたりと相手に対して言葉で伝えるということを忘れないように。

しかし、感謝の気持ちがあっても照れくさくて言えなかったりプライドのせいで謝罪できなかったりしますよね。

でも、夫婦を長いことやってきたから何も言わなくてもわかっているだろうと思わずに気持ちは言葉で伝えましょう。

そうするとお互い相手のことを理解しあえて、この人はちゃんと理解してくれていると想ってくれます。

④コミュニケーションは意図が伝わる

初めにやってはいけない行動として、態度で感情を表現をするということを伝えました。

「コミュニケーション」というのはよく言葉と言葉のキャッチボールと言われます。

しかし、「コミュニケーション」は、言葉ではなくて「意図」が伝わります。

例えば、「ありがとう」という言葉があります。

これは感謝の言葉を表現しますが、この「ありがとう」をイライラした態度で伝えたらどうでしょうか。

感謝の気持ちは伝わると思いますか？伝わらないですよね。

伝わるのはイライラした気持ちなので、相手にとっては不快な感情が生まれます。

なので、「コミュニケーション」は、「言葉」ではなくて「意図」を大事にしていきましょう。

「ありがとう」という気持ちは意図を込めて「ありがとう」と伝える事。

どんな時も「意図」を込めてコミュニケーション（会話）してくださいね。

まとめ

夫婦がうまくいかない理由と夫婦でのコミュニケーション術やポイントについてお伝えしました。

どれくらい、相手に対して良いコミュニケーション（会話）をとれているしょうか？

これらのポイントを身につけるためには、意識して行動することが大切です。

続けていくことで少しずつ無意識でできるようになります。

しかし、なかなか一人だと上手くいかないという声も良く聞きます。

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