
コミュニケーション能力が低い原因と仕事に活かせる改善方法

あなたはコミュニケーション能力が低いと感じたことはありませんか?また周りからそんな指摘を受けた経験などありませんか?
コミュニケーション能力が低いよりも高い方が仕事も上手くいきやすいし、人生も充実していくでしょう。
今回は、コミュニケーション能力が低い人の原因と、改善方法を解説します。
コミュニケーション能力はトレーニングで改善出来るので、自分はコミュニケーションのセンスが無いと感じている人も安心してくださいね。
コミュニケーション能力が低い人の8つの特徴と仕事でのデメリット

まずはコミュニケーション能力が低い人の8つの特徴を紹介します。
また仕事においてどんなデメリットがありそうかその影響を考えてみましょう。
他人に興味がない
コミュニケーション能力が低い人の特徴の一つとして、他人に興味がないことが上げられるでしょう。
相手に興味がないので聞きたい内容が出てきません。
初対面の人だと色々と聞くことがありますが、何度か会っている人や毎日会うような仕事仲間などに対しては話すことが無くなってしまいます。
また相手の話していることにどう答えていいのか分からず、言葉を詰まらせてしまいます。
相手に興味、関心が持てないのはコミュニケーション能力が低い人の特徴の一つと言えるでしょう。
仕事でのデメリット
職場において他人に興味が無いということは、誰が何をしていて、周りがどんな動きをしているか、そこに関心が持てません。
自分の仕事ばかりに没頭してしまうと、仕事全体の流れが把握出来なかったり、周りと連携が上手く取れなくなってしまいます。
いつしか非協力的な人、自分のことしか考えていないなどと良くないレッテルを貼られてしまうかもしれません。
相手の目を見て話せない
コミュニケーション能力が低い人は、相手の目を見て話すことが苦手という特徴があります。
逆に相手から見つめられることも苦手で、見つめられると目を逸らしてしまいます。動揺してしまうんですね。
自分のコミュニケーションに自信がなかったり、人に苦手意識がある人はこういった特徴があります。コミュニケーション能力が高いとは言えませんよね。
仕事でのデメリット
こちらの目を見ず、自信の無いコミュニケーションを取られたとき、どんなことを感じますか?大丈夫かな、信用できるのかな、相手を不安にさせます。
相手が上司であれ、部下であれ、お客さんであれ、相手を不安させるコミュニケーションは仕事をするうえでマイナスな要因になってしまいます。
コミュニケーションが受け身
コミュニケーション能力が低い人は、自分からコミュニケーション取ろうとしないという特徴があります。
何か聞かれたことには返事をしますが、それも1言、2言で終わってしまったり、話していても反応が薄かったり、積極的にコミュニケーションを取る姿勢は感じられません。受け身の状態です。
話しかけた方もモヤモヤした気持ちになり、当然、良い印象を持たれません。
仕事でのデメリット
こちらから話しかけないと話さないというのは、仕事においては大きなマイナス要因です。上司に対して報告がない、周りへの連絡がない、相談をしない、つまり報連相が不十分な人になってしまいます。
報連相しない人にみなさん何を思うでしょうか?きっと、重要な仕事を任せられないと思うでしょう。聞かれるのを待つのではなく積極的に話しかける姿勢が大事です。
会話が続かない
先にあげた相手に興味がないことも要因としてありますが、コミュニケーション能力が低い人は会話を続けることが苦手です。
自分のことを話したがらない、話すのが億劫、何を話していいのか、何を聞けばいいのか、分からない。ただインタビューしている。
そんなコミュニケーションになっていませんか?独り善がりのコミュニケーションでは会話を続けることは難しいでしょう。
相手とのキャッチボールを上手くとる必要があります。
仕事でのデメリット
職場では不必要な会話は好ましく無い場合があると思います。
しかしお互い良好な関係を作ることは仕事においてもメリットになります。
そのためにはコミュニケーション(会話)が必要。
メリハリが大事ですね。
普段から会話もない、よそよそしい関係では良い仕事はできません。
お互いに思いやれないからです。
円滑なコミュニケーションを取るためにはお互いが相手を思いやる気持ちが大切です。
そうした気持ちになれば自然な会話ができ、信頼関係も生まれていきます。

人と距離を取ろうとする
コミュニケーション能力が低い人は、コミュニケーションを取ることが苦手なので人と距離を取ります。人の輪にも入っていきません。
グループで行動するときも、仲の良い人同士では大丈夫ですが、そういう集まりではない場合、グループの輪から1人外れていこうとします。
コミュニケーションが取れないので上手く周りと馴染むことができず、または時間がかかるため、その場に居づらくなってしまうのです。
またそういった経験からトラウマになり、人と関わらず距離を取ってしまいます。
仕事でのデメリット
人とコミュニケーションを取らなくてもいい仕事はありません。
何かしら周りとコミュニケーションを取りながら仕事は進んでいきますよね。
人に苦手意識がある、相手と距離を取ってしまうと円滑なコミュニケーションが取れません。周りも距離を取り始め、次第に孤立してしまいます。
周りと協調して仕事を進めていくために、コミュニケーション能力を高める必要があります。
人を否定する
人の提案につい否定から入ってしまう人いませんか。「でも・・・」、「それよりも・・・」、「やっぱり・・・」。
コミュニケーション能力が低い人は、自分とは違う意見の場合、いきなり否定してしまうという特徴があります。
自分の意見を否定ばかりされる、不同意ばかりされると快く思わないですよね。コミュニケーション能力が低いと無意識に否定的な対応をしてしまうところがあります。
相手の言うことを聞けということではありません。
自分の意見を伝えることは大切ですが、その伝え方が大事になります。
仕事でのデメリット
人それぞれ色々な意見があると思います。
自分の考えと違う場合、相手を否定してしまうと相手が不満を感じます。
逆に相手に不同意があるまま従うと自分自身にも不満がたまります。
その状態だと職場環境は良くなりません。不仲な状態で仕事をするのは非常にストレスですよね。
自分の意見を聞いてもらうためには、相手の意見も聞き入れなければいけません。
ただ否定するだけでは良好な関係は作れません。
人といると緊張する
コミュニケーション能力が低い人は、コミュニケーションが苦手なので人といると緊張感を抱きます。何か話さないと・・・でも何話していいか思いつかない・・・沈黙が気まずい・・・といった感情から人といると落ち着かないといった特徴があります。
そういった緊張感からストレスを感じ気疲れしてしまいます。
楽にいられないので、ますます苦手意識を持ってしまう悪循環に陥ってしまいます。
仕事でのデメリット
人といると緊張してしまう状態では、十分なコミュニケーションが取れません。
心ここに在らずの状態では、重要な報告を正確に伝えられなかったり、話を聞き逃してしまったり、情報の伝達をストップしてしまう可能性があります。
話の食い違いから起きる大きなミスにつながってしまうこともあるでしょう。
コミュニケーション能力が低い状態では、仕事を任せてもらえなくなってしまいます。
人の話を聞いていない
コミュニケーション能力が低い人は、人の話を聞いていないといった特徴があります。コミュニケーションは自分自身とも取っています。
コミュニケーション能力が低いと気持ちが内向的になり、過去のことやこの先のことなど自分とのコミュニケーションで目の前の相手に集中していません。
結果人の話を聞いていないと言った状態になってしまいます。
仕事でのデメリット
人の話を聞いていなければ、お客さんから言われたこと覚えていなかったり、上司から指示されたことを忘れてしまうなど、伝達ミスが起こります。
コミュニケーション能力が低い人は気持ちが相手に向いていないので、相手の話に長く集中できません。それもまた大きなミスを起こすきっかけになりかねません。
コミュニケーション能力を高めるということは、今現在に気持ちを向けられる、外向的になるということとも言えます。
コミュニケーション能力が低い3大原因

コミュニケーション能力が低い特徴を上げました。
それではコミュニケーション能力が低いその原因はどこにあるのでしょうか。
3つ紹介します。
性格の問題
コミュニケーション能力が低い人のその根本を見てみると、性格的な問題が出てくると思います。
ではその性格はどうやって形成されていくのでしょうか?
もともと生まれ持った個性がありますが、コミュニケーションに関して、子供のころの育ってきた環境や受けてきた教育の影響によるところが大きいと思います。
日本ではコミュニケーションを授業では教えてくれません。
周りからの関わりがなければコミュニケーションが苦手のまま育ってしまいます。大人になって社会に出ても苦手のままなのです。
つまり周りからの影響でコミュニケーション能力の低い人、高い人の差が出てくるのです。
逆を言えばコミュニケーション能力の低さは性格だからと諦めなくても、自分の周囲の環境や受ける影響(もしくは捉え方)を変えることで、コミュニケーション能力を高めることができるのです。
いくつになっても、今からでも変えられるのです。
意識の問題
ではコミュニケーション能力が低い人は、どれだけ自分のコミュニケーション能力の低さを意識しているのでしょうか?
多くの人はこう思っているのではないでしょうか。
「コミュニケーション能力は高いとは言えないけど、人並みには取れるし、コミュニケーション能力が低いとまでは思わない」確かに日常会話レベルでのコミュニケーションは大丈夫かもしれません。
が、本当の意味でコミュニケーションがとれているでしょうか?ひょっとしたら自分中心、独り善がりのコミュニケーションになっていませんか?
知らず知らずのうちに他人にストレスを与えていたり、自分自身も人付き合いに疲れを感じてしまったり。
コミュニケーション能力の低さに問題があるのかもしれません。
そこに気付ければ改善できますが、気付けないとコミュニケーション能力を高めることは出来ません。
知識の問題
コミュニケーション能力が低いことは自覚している。
実際、人間関係に悩んでいる。何とかしたい。
でも何をどう改善していったら良いか良く分からない。
と言ったこともコミュニケーション能力が低いままでいる原因と言えます。
自分のコミュニケーションの欠点、改善しないといけないポイントが分からないと、効果的にコミュニケーション能力を高めることが出来ません。
コミュニケーション能力が低い原因としては自分自身を正しく分析できない、それを改善する方法も分からないといったことが上げられます。
自分では良く分からないという人は、コミュニケーションのスクール、セミナーなどを受講することで、プロの視点から見てもらうことで早く改善していくことができます。
仕事に活かせるコミュニケーション能力を高める8つの改善方法

コミュニケーション能力が低い人の特徴と主な原因を見てきました。
ではコミュニケーション能力を改善するためにはどんなことをしていけば良いか。8つの改善方法をご紹介します。
まずは出来るところから始めてみましょう。
自分のことを知ってもらう
まずは自分のことを相手に知ってもらうことが大切です。
コミュニケーションの基本はお互いに理解し合うことです。
そのためにまずは自分のことを相手によく知ってもらう必要があります。
自分のことを話すことで相手に状況を分かってもらいましょう。
相手も理解し、この人は今どういう状態なんだろう、何を考えてるんだろうといった不安が無くなります。
その後のコミュニケーションがとりやすくなるので相手からも好意的にとられやすいでしょう。
相手のことを知る
先ほどお伝えしたようにコミュニケーションはお互いに理解し合うこと。
自分のことを伝えると同時に、相手や周りの状況も知りましょう。
相手や周りを知るためには関心を持たなければいけません。
コミュニケーション能力の低い人は「相手に興味が持てないから何を聞いて良いか分からないんです」ということをよく聞きますが、興味がもてるかどうかより相手を知ろうとしてください。
知ろうとすると自ずと質問も出てくると思います。
そうしたちょっとしたコミュニケーションが人と人との関係を円滑にしていきます。
コミュニケーションができるイメージを持つ
コミュニケーション能力が低いと感じている人は、スキルアップさせたいという思いがあると思います。
では具体的にどんなコミュニケーションを取りたいのか理想を持つことが大事です。
コミュニケーション能力をアップさせたい、どんなところを?どうなりたい?
そのためにはどこを改善させていけば良いかが分かってきます。
理想のイメージをしっかりと持つことで自分自信のモチベーションも上がるので苦手なことでもチャレンジしやすくなります。

シンプルに考える
コミュニケーション能力をアップさせた理想の自分をイメージできたら、そこに向かって改善させていくわけですが、
課題がいくつかあったり、成果をあまり感じられないとやっぱり駄目なんだと諦めの気持ちが出てきてしまうことがあります。
「どうせ自分には無理だ」「苦手なんだからっしょうがない」ネガティブな感情が出てくることもあるでしょう。
頭の中が言い訳でいっぱいになってきたら、原点に戻りコミュニケーション能力を高めたいその想いを振り返りましょう。
あれもこれもと考えると嫌気がさしてしまいます。シンプルにまずは目の前の課題から取り組みましょう。
コミュニケーション能力が高い人を観察する
コミュニケーション能力が低い人は、この人のコミュニケーションの取り方上手だな、自分の理想と近いな、という人を見つけてください。
そして見つけたらよく観察してください。どんなコミュニケーションをとっているのか、自分とは何が違うのか比べてみてください。
観察するためには周りに意識を向ける必要があります。
またその人に関心を持つ必要があります。心を外向させて他の人の良いところをどんどん見つけましょう。
コミュニケーション能力が高い人の真似をする
コミュニケーション能力が高い人を観察したら、今度はそれをアウトプットします。アウトプットするということは真似してやってみるということです。
コミュニケーションが上手な人の真似をすることで頭での理解だけではなく、実際に真似してみて行動で理解を深めるという実践が大事です。
難しく考える必要はありません。
同じように行動してみるのです。シンプルに考えて。
最初は真似て始めたことでも次第に自分なりコミュニケーションが取れてくるようになっていきます。
繰り返し練習する
コミュニケーション能力が低いその原因に育ってきた環境や受けてきた教育の影響について書きましたが、長年のその人のコミュニケーションのクセがあります。
それを矯正していくためには繰り返しの練習が必要です。
コミュニケーション能力が高い人の真似をするのも、毎日毎日何度も何度も練習が必要なのです。一朝一夕で良くなるものではありません。
とコミュニケーション能力を高めていくためには努力は必要ですが、やれば改善できます。徐々に改善されていくその過程を感じることで、やる気も上がります。
「前より人と話すことに抵抗なくなったな」「同僚から何か変わったねって言われた」など効果を感じれようになるまで、諦めない心で練習することが大事ですね。
経験をたくさん積む
またコミュニケーションの練習することで、経験を積むことも出来ます。
「こんな話をしたらこんな反応だった」「あそこで声をかけてみたらすごく感謝された」など、やってみて気づくことがあります。
こうした気づきは普段では気付きにくいものですが、コミュニケーションに意識を向けて練習することでちょっとしたことにも気づくようになります。
この気づきが多いほどあなた中で引き出しが増えていきます。
「こんな場面、前もあったな。こうコミュニケーションとった方が上手くいくな」と経験が活きてきます。
経験を増やすには行動を起こすしかありません。行動して気づきを得て、学んでいくことがコミュニケーション能力アップへの必須条件です。
まとめ

コミュニケーション能力が低いと悩み、それを高めていこう、改善していこうと思うのはとても素晴らしいことだと思います。
職場やプライベートで起こる問題のほとんどはコミュニケーションで解決出来るといっても良いでしょう。
コミュニケーション能力を上げることは、人生を向上させていくことと言えます。
ただ先にも述べましたが長年共にしてきた自分のコミュニケーションを改善していくには努力が必要です。
コミュニケーションの正しい知識と繰り返しの実践の中で磨かれ鍛えられていきます。上手くいかないこともあると思いますが、そこを良い経験と捉え、継続していける人が高いコミュニケーション能力を手に入れられます。
とはいえ、苦行のようになっては続きませんよね。
まずは出来るところからコツコツ挑戦していきましょう。
出来るようになってくると、コミュニケーションをとるのが楽しくなります!
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自分一人ではハードルが高いと感じる人はコミュニケーション講座を受講するのもおすすめの改善方法です。
コミュニケーションの改善には正しい知識が必要です。
プロの目から見てあなたのどんなところが課題で、日常でどういうことをやっていけばいいか。課題がハッキリわかるのは、こうしたコミュニケーション講座を受けるメリットです。
更に実践したことへのフィードバックがあるので、より効果的にコミュニケーション能力を高めることが出来るでしょう。
また途中で嫌になったり、挫折しそうだと不安に思う人にも力強いサポーターにもなってくれます。
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