不安を煽る人の心理と対処法を紹介!
「不安を煽る」とはどのような意味でしょうか。
言葉を分解して詳しく見てみましょう。
不安…心配な様子。気がかりで落ち着かないこと。
煽る…相手が行動するように仕向けること。
つまり、相手が心配になるような言動を取る人が不安を煽る人なのです。
この記事ではそんな不安を煽る人の心理と対処法を紹介します。
相手の周りにいる不安になるようなことをいう人が何故そのようなことを言うのか
どう対処するべきか参考にしてください。
不安を煽る5つのパターンと解決方法を紹介!
誰しも心配なことや悩んでいることはありますよね。
一緒に解決方法を考えてくれるわけでもなく、ただ不安を煽るだけの人はどのような目的なのでしょうか。
不安を煽ってくる目的を5つのパターンに分けて紹介していきます。
それぞれの性格や特徴と、対処法を紹介していきます。
①反応を楽しんでいる
不安に思っていることの話題になると、焦ったり、落ち込んだりしたりと様々な反応が出ますよね。
不安を煽る人の目的の一つとして、相手が慌てている様子や沈んだ気持ちになっているのを見て楽しんでいます。
「もしかしたらこの先の渋滞で間に合わないかもしれない。遅れてしまったら大変だけど大丈夫かな?」
というように一見心配しているような素振りは見せますが、実際は慌てる様子を面白がっています。
このタイプの人は、相手が不安になるような話題を振り、心配する素振りを見せるのですが、解決策は示さないのが特徴です。
性格がひん曲がっている
どのような心理から相手が不安がるのを見て、面白いと感じるのでしょうか。
・相手に失敗して欲しい
・相手だけ成功してるのが妬ましい
といった悪意があるわけではありません。
ただ単に何か刺激が欲しいと感じているだけなのです。
相手が心配する様子を見て、自分の楽しみたい欲求を満たそうとしています。
性格がひん曲がっているという言葉が似合う人達です。
距離を置くようにする
この手の性格の人とは距離を置くようにしましょう。
何か自分に非があったり、相手との間に誤解があるのであれば、原因を探る必要があります。
しかし、このタイプの人達はただ楽しみたいだけです。
真剣に付き合っていても、振り回されてしまうだけです。
上司と部下の関係のように簡単に距離を置けない場合はどうすれば良いのでしょうか。
その場合は、重要なポイント以外は聞き流してしまって、心の距離をある程度開くようにするのが良いでしょう。
②自分の不安な気持ちを共有したいから
不安に感じていることや、心配なことを誰かに相談して解決してもらえたらとても安心しますよね。
問題が解決しなくても、話を聞いてもらえるだけでも心は軽くなるものです。
自分が不安に感じている気持ちを共有したいという思いがあるために、不安をたきつける人もいます。
「来週のテスト難しいって話題だけど、ちゃんと勉強してる?」
こういった話をしてくる人は相手に質問しているようで、自分の勉強不足で不安な気持ちを相手と共有したいという目的があるのです。
心配性な性格
不安な気持ちを誰かと共有したいと思っている人は、先行きが不透明なことに対してナーバスになる傾向があります。
その根底には自信のなさや、過去の失敗体験のトラウマが原因となっています。
誰でも、未来のことはハッキリ分からず、不安に思うこともあるはずです。
しかしそれを過度に気にしてしまう性格の人は、自分の中だけで不安を留めて置くことができず、相手にも伝えようとするのです。
正しい知識で安心させてあげる
心配性な性格な人には正しい知識で答えてあげましょう。
相手を安心させてあげれば、不安を煽るようなことは言わないようになってくるはずです。
書籍を読むなり、インターネットで調べてみたりして、相手の不安を解消させることが必要になってきます。
すぐに答えられないと思ったときは
「そうなんだね。」
「そういう考えもあるんだね。」
という風にこちらの考えを言わずにいったん話を終わらせましょう。
その上で自分で調べた知識で答えてあげて安心させてあげてください。
③失敗してほしいと思っているから
心配事があったり、迷いが出ると思考や動作が鈍ってしまうことがありますよね。
不安を煽る目的として、相手の心を乱して失敗へと導こうとしている人もいます。
相手の悩みを後押しするように、話題を提供して不安を煽ってきます。
「今月売上あんまり伸びてないね。来週の営業会議このままだと、まずくない?」
相手に頑張って欲しいと思った場合、わざわざこのような不安になるような事は言いませんよね。
この目的の人は他のタイプとは違い明確な悪意があることが特徴です。
妬みや嫉妬が原因
このタイプの人の根底には妬みや嫉妬があります。
相手が成功することを快く思っていないのです。
・相手が結果を残すことで自分の立場が危うくなることを恐れている
・自分が上手くいっていないのに相手が成功するのが妬ましい
・単純に相手のことを嫌っている
理由は様々ですが、相手のことを蹴落とすために相手を不安にさせるのです。
話し合うことが重要
こういった人達への対処法として、普段あまり話すことがない人であれば会話の量を減らしましょう。
お互い関わらないようにするのがベストな選択です。
しかし、家族や同僚のように、距離を簡単に取れない相手には一度こちらの思いを伝えるのも一つの手です。
妬みや嫉妬心が原因の場合、不安を煽ってくるのは、自分と相手との関係性が悪化しているサインでもあります。
相手の言動が嫌だということを伝えて、そこから話し合いの機会を設けるようにしましょう。
根本的な原因を解決することを目指しましょう。
④お喋りなだけ
不安を煽る人の中にはただ単に人から聞いたことや、ニュースで知ったことを誰かに伝えたいだけの人もいます。
聞いた情報を鵜呑みにして、考えなしに周りに伝えるため、時として意図せず不安を煽ることになります。
「あなたの上司と部長があなたの成績のことで揉めてるって聞いたよ。大変だね。」
というような噂話をしますが、話している本人には相手を心配させたり、不安にさせてやろうという意図はありません。
お喋りで考えなしに話すので周りから見れば不安を煽る人に見えてしまうのです。
空気が読めない
私達は普段意識しなくても、自分の発言が相手にどのような影響を与えるか考えて会話をするはずです。
例えば、仕事で失敗して落ち込んでいる人に、大失敗をして即クビにされた人の話なんてしないですよね。
お喋りで、周りに不安を振りまいてしまう人はそれが出来ず、周りへの影響が考えられません。
そのため、自分が喋りたいことを話してしまうのです。
「空気が読めない」と言われる人達でもあります。
自信を持つ
空気が読めない人達の発言にいちいち振り回されていると、気疲れをしてしまいますよね。
そういったゴシップに気を取られないように、自分の言動に自信を持ちましょう。
しかし、いきなり自信を持てと言われて持てる人はそうはいませんよね。
ここで言う「自信を持つ」とは考えなしに喋る人の発言と、自分の言動を比べて自信を持つということです。
「空気が読めない人の発言を気にする程、おかしな行動はしていない」と考えるようにしましょう。
⑤自分の話に興味を持ってほしい
もしも、頭痛がなかなか治らず苦しんでいる時に
「頭痛を放置して、死んでしまった芸能人がいるらしいよ。」
という話をされたら嫌でも話の内容が気になりますよね。
不安を煽る人の中には、自分の話に興味を持ってほしいという目的で話す人もいます。
根底には、目立ちたがりやであったり、話題の中心にいたいという心理があります。
自己中心的な性格
このような人達は、自分にさえ興味が向けば相手の気持ちがどうなろうと関係がありません。
自分のやりたいことができれば後はどうなっても構わない「自己中心的」な性格と言えるでしょう。
リアクションに気をつける
自己中心的な人達はある種の自信を持っており、自分の行いが正しいと思い行動しています。
そのため、相手に要望を伝えたり、説得したとしても徒労に終わってしまいます。
この性格の人には何を言われても反応しすぎないようにしましょう。
ついつい聞き入ってしまいそうな話題でも
「あ、そうなんですね」
というように敢えて単調なリアクションをしましょう。
あなたが興味を持たないと分かったら、相手も気を引こうとする発言は少なくなります。
相手の言葉に惑わされないことが重要
ここまで、5つのパターンに分けて不安を煽る人の原因と対処法を紹介してきました。
紹介してきたように、煽ってくる目的は様々なので状況に合った対処をしていくことが重要になります。
状況に合った対処をするためには、どうして相手が不安になるようなことを言うのかを見分ける必要があります。
そのためには、相手が発した言葉だけに惑わされないことが必要です。
言葉で心配しているように見せかけても悪意が潜んでいる可能性もあります。
相手の真意を見極めて、適切な対応ができれば、上手く解決することができるでしょう。
動揺した態度を見せない
もう一つ重要なポイントとして、相手の言動に動揺した態度を見せない点があげられます。
不安を煽る人に心を揺さぶられ、悪影響がでないようになるべく冷静でいることが必要になります。
動揺しないためのコミュニケーションのポイントはいくつかあります。
その中で最初のステップとしておすすめなのが、動揺した態度を表さないことです。
内心は動揺していても、平然とした態度を示していれば、徐々に冷静でいられる場面が多くなってきます。
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そのため、コミュニケーション能力を高めれば解決に繋がります。
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