

近年内向的な人ほど生きづらいと感じる人が多くなっています。
実際会社や学校で他人から評価される人は外向的な人が多く、内向的な人にとっては厳しい世の中と言えるでしょう。
今回は内向的な人がなぜ生きづらいと感じるのか、外向的な社会でも内向的な人が活躍する方法を紹介します。
まずは簡単に内向的な人の特徴を紹介します。
内向的な人とは文字通り意識が内側に向いている人です。
つまりは自分の内側とコミュニケーションを多く取る特徴があります。
逆に外の人へのコミュニケーションは苦手な傾向があります。
ここでは内向的な人の特徴を紹介します。
内向的な人は物事の内側に興味を持ちやすいです。
他人と話すことよりも興味を持ったことをとことん自分の中で考えて時には集中するために一人の時間を取りたがります。
買い物をするときもネットで調べたりデータを確認したり価格やスペックなど色々な情報を整理してから購入します。
しかし、他人の意見に流されることなく自分が納得する答えを導き出す一面もあります。
内向的な人は大勢の人といると疲れやすいです。
人と接したり話したりすると消耗してしまうため、一人でいる時間を設けてリフレッシュする人が多いです。
だからこそ内向的な人は沢山の人と話さなくてはならない仕事よりも一人で黙々と作業をしたり、人といても決まった事しか話す必要がない仕事の方が向いています。
内向的な人は沢山の人と接する事が苦手です。
特に初対面の人を相手にすると上手く喋れないうえ気を使いすぎて疲れてしまいます。
だからこそ内向的な人は沢山の人と接するのを避けてしまいます。
その為いつも同じ人と関わりを持ちやすく交友関係も狭く深くなりがちです。
浅く広い交友関係と狭く深い交友関係のどちらが良いかと聞かれても答えはありません。
どちらにも良い所と悪い所があるのでどちらが良いとは言えません。
もちろん広く深い交友関係が築けるのならそれが一番よいですけどね。
内向的な人は自分から話しかけたり自分で話の展開を回すことが苦手なので、会話をしている時に聞き役に回りがちです。
聞き役に回るメリットとして話し手に「自分の話を聞いてくれている」という安心感を与えることが出来ます。
コミュニケーションは話すことと聞くことの両方が大事になるので、聞き役を極める事が出来れば話をするのが苦手な人でも良い人間関係を築き上げる事ができます。
内向的な人は何かトラブルが起きた時でも自分で解決しようとします。
悪く言えば人を頼ろうとせず、良く言えば自力で挑戦するタイプです。
何か起きた時は誰かに話すより前に自分でじっくり考えたり、分析して自分で解決できないかと動きます。
そのため内向的な人は自分で出来る事が多く頼りがいがある人が多いです。
勿論自力ではどうしようもない事や専門的な知識が必要なトラブルは協力を求めますが、まず自分で考え込む内向的なタイプは協力を求めるまで時間を要するのでトラブル対処の初動が遅れる事もあります。
内向的な人と外交的な人との違いは意識の向き方の違いです。
外側への意識が強い外向的な人は他人とコミュニケーションを取る事が得意です。
その力を活かして様々な業界で活躍しています。
内向的な人は先程紹介したのでここでは外向的な人の特徴と内向的な人との違いについて紹介します。
意識が外側に向いている事によって外向的な人は外部からの刺激で充電されます。
例えば友人とのコミュニケーションで盛り上がって気持ちが高まったり、どこかに出かける事で良い刺激を受けたりと活発的な行動を取る事で心が満たされます。
ここまで見て気づいた方もいるかもしれませんが、これらは内向的な人にとっては全てエネルギーを放出し疲れてしまう事ばかりなのです。
世間では活発的な外向的な人の方が良いとされますが、内向的な人の方が適している面も沢山あるのであまり気にする必要はありません。
ここでのポイントは外向的な人と内向的な人は根本的な価値観の違いにより行動や考え方が異なるという点です。
内向的な人が生きづらいのは単に少数派だからです。
世の中で内向的な人は全体の20%ぐらいと言われています。
また世の中外交的な人ほど社会的に評価されやすい傾向もあり内向的な人にとっては難しい環境下と言えるでしょう。
ではなぜ外交的な人ほど社会的に評価されやすいのでしょうか。
前述のとおり内向的な人のコミュニケーションは自分自身とする事が多いです。
だからこそ自分自身のイメージは自らが作り上げているのです。
しかし、他人から見たイメージは当然自分の行動や関わった時の状態で判断します。
その結果、自分と他人のイメージにギャップが生まれ、コミュニケーションをとっても上手く嚙み合わない時があります。
例えば自分では「説明が上手」と思っていても周りから「説明が分からない」と言われたり、「人前で堂々としている」と思っていても「自信がなさそう」と言われたりします。
逆に「自分は人が苦手」と思っていても「誰とでも人付き合いが出来る」と言われたり、「自分は異性が苦手」と思っていても異性から話しやすい人と言われたりする事もあります。
このように内向的な人は自分のイメージと他人からの評価のギャップが大きいのでその現実を知らされると自分に自信を無くしたりショックから逃れるために人と関わる事を避けたりします。
これが続いてしまうと本当になりたい自分を見失ったり。自分をうまく表現できず悩んでしまったりします。
内向的な人は他者とのコミュニケーションを取る事が苦手ですが、社会を生きていくためには他人とコミュニケーションを取らなくてはなりません。
コミュニケーションから避けたくても世の中を生きていく上で全くコミュニケーションを取らない事は難しいです。
ここでは内向的な人でも他人とコミュニケーションを取るためのポイントを紹介します。
それは自分の事を話すことと出来るだけ聞き役に回る事です。
自分の事を話すのは少し勇気のいることかもしれません。
でも自分の事を話すことによって相手に自分の事を分かってもらえるのでコミュニケーションのずれを減らせます。
他人とのコミュニケーションのずれによるストレスを抱えているのであればこのずれを減らすことが重要になります。
また、話すことが苦手な人は聞き役に回る事も一つの手です。
話の聴き方にはいくつかポイントがありますが、ポイントを身に付ければ自分の話す量が少なくてもコミュニケーションを円滑に回すことが出来ます。
ではこの2つのポイントについて紹介します。
「自分の事を話すのが大事な事は分かったけどどうやって話せばよいの?」
そんな疑問を持つ人もいるでしょう。
ここでは自分の事を話す時のポイントを紹介します。
それは自分と相手で共通する話題を見つける事です。
例えば、野球に詳しいおじさんが野球部の高校生に野球の話をしたらどうなるでしょうか?
きっと好きなチームや選手について盛り上がると思います。
一方、野球に詳しいおじさんが同じ野球の話を野球に全く興味のない女子高生にしたらどうなるでしょうか?
気まずい空気になるのは想像に難くないでしょう。
だからこそ共通の話題を探すことが自分の事を話す時のポイントです。
慣れるまでは中々共通の話題を探すことが難しいと感じるかもしれませんが、視点を変えるだけでも見つかるポイントは増えます。
例えば巨人ファンと中日ファンがそれぞれの球団の話をすると話が合わずに噛み合わない事が多いですが、好きな選手の話しや草野球の話しなど野球そのものの話をすれば共通の話題になるので話が盛り上がります。
このように色々と工夫をする事によって内向的な人でもコミュニケーションを取る事が出来ます。
上手な聞き役になる為にはいくつかポイントがあります。
それは「話し手が自分の事を理解していると感じさせる事」です。
中々難しい表現だったと思いますが、これが大事なポイントです。
想像して見てください。
あなたが大勢の人の前で話している時に誰もあなたの話に共感してくれなかったらどうでしょうか?
逆に誰もがあなたの話に耳を傾けて共感している状況だったらどうでしょうか?
話し手の立場で考えるとどちらの方が話しやすいか一目瞭然でしょう。
このように話し手の目線で見ると自分の価値観を理解してくれると話し手側も話しやすくなり聞き手があまりしゃべらなくても会話が盛り上がります。
上手な聞き役になる為のポイントはいくつかあるのですが、まずは会話をしている時に「リアクション」を意識しましょう。
内向的な人はリアクションが苦手な人が多いです。
リアクションが苦手な人は大きな動きとうなづきから始めると良いです。
リアクションについて詳しくはまたどこかの記事で書きたいと思います。
話し上手、聞き上手になる為には正しい知識と確かな実践量が必要です。
なぜなら正しい知識を身に付けないで日常生活を過ごしても間違ったコミュニケーションが板についてしまうからです。
コミュニケーションに自信がない人はコミュニケーション講座で正しい知識と確かな実践量を身につけましょう。
アトリエシャンティのコミュニケーション講座では、実践トレーニングを中心としたグループレッスンや1人1人に合わせた個別指導レッスンを行っているため自分の悩みに合った指導を受けれます。
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