

皆さんは自分の事をどれくらい認められますか?
このごろ世の中では「自己肯定感」が低くてマイナス思考な人が増えてきています。
実は私も自分の自己肯定感が極端に低く、自分をとことん許せないと考えている人間でした。
今回はそんな「自分を許せない人」が自分を許せるようになるために必要なことをまとめました。
できない自分を許せない人と一言で言っても色々なパターンがあります。
しかし共通して言えるのが自分を許せないことによって心の中にもやもやしたものを抱え込んでいる人が殆どです。
できない自分を許せない人の代表的な特徴を3つ挙げてみました。
「自分って他の人より劣っているなぁ・・・」
「努力しても結果が報われない・・・」
「頑張っているのに周りから嫌われてばかり・・・」
「皆の期待に応えられない自分が嫌だ・・・」
「何をやってもダメなやつはダメなんだ・・・」
「自己否定」「自己不信」「自己嫌悪」湧いてくる人はこんなことばかり考えています。
周りと比べても何も良い事はないと頭では分かっていてもつい人と比べてしまい自分に失望してしまうのです。
そして、自分が嫌いになり自分自身の存在と向き合えなくなるのです。
とあるのみの話しをしましょう。
とある実験で高く飛ぶことが出来るのみに対して蓋をして数日間閉じ込めてみました。
数日後蓋を開けた時にのみはどうなっているでしょうか?
答えはのみは蓋の高さまでしか飛べなくなってしまっていたのです。
つまりは「自分は何をやってもダメだ」という過去の体験を経験すると、
実際に乗り越えられる壁も乗り越えようと挑む事すらしなくなります。
子供のころからこんな経験をしているとどんな時でも「ダメな自分」が足を引っ張ってしまい「無理」と決めつけてしまうのですよね。
「馬鹿なことをしたなぁ・・・」
「あの人を裏切ってしまった・・・」
「自分ってずるい人間だ・・・」
そんな思いに対して
「あの時やればよかった・・・」
「いけると思ったのに出来なかった・・・」
「思い通りに行かないなぁ・・・」
やがてその気持ちが「罪悪感」や「無力感」として残り後悔してしまうのです。
時間というのは戻ってきません。
必ず一方向に流れていくものです。
過去の失敗も決してなかったことに出来ません。
しかし、これからの自分はまだ変える事ができます。
その為にも少しずつでよいので自分を受け入れられるように意識していきましょう。
過去の自分の失敗やできない自分が許せないという気持ちが罪悪感を生み出します。
しかし、この罪悪感を克服するにはどうすれば良いでしょうか?
罪悪感と一言で言えど色々な思考があります。
物理的に傷つけてしまった罪悪感であれば最も分かりやすいかもしれませんが、
心理的な罪悪感であれば自覚がない事も多いです。
罪悪感を克服するならまず自覚をする事からなので罪悪感について紹介します。
「友達を傷つける言葉を言ってしまった・・・」
「自分の一言で仕事で大失敗してしまった・・・」
「子供が引っ込み思案になってしまったのは私が何でも口出しをしていたからかもしれない・・・」
罪悪感と言えば最も思い浮かびやすいのがこのタイプでしょう。
自分の言葉が相手を傷つけてしまったという心理です。
「落ち込んでいた友人を励ましていたが友人は自分のもとから去ってしまった・・・」
「上司の力になりたくて仕事を手伝いに行ったのにかえって上司の仕事を増やしてしまった・・・」
「みんなが頑張っていたので自分も頑張ろうとしたけど何もできなかった・・・」
「誰かの役に立ちたい」「助けたい」「迷惑をかけたくない」そんな気持ちから頑張っては見たけれども結局力及ばずであった時に自分の「無力感」からこの罪悪感が生まれます。
人は必ず失敗する生き物です。
勿論失敗の大きさや数は人それぞれかもしれませんが大切なのは取り返すという意識です。
「さっきはダメだったけど次は出来るように頑張ろう」とか
「さっきはここで失敗してしまったからこんどは違う方向からやってみよう」とか失敗から学ぶことが大切です。
「同僚が何か困っているけど「きっと放っておいても何とかなるだろう」と考えていたら思わぬ大ごとになってしまった・・・」
「AさんとBさんって仲が悪いけど私が間に入れば上手くいくのではと思ったけどメンドクさそうだからやめておこうと考えてしまい二人の仲がますます悪くなってしまった・・・」
「友達の顔色が悪いのは分かっていたが今日は大事なイベントがあったから一緒に連れて行ったけどイベント中に友達が倒れてしまった・・・」
最も罪悪感を感じるのは実はこのタイプです。
「何もしていない」からこそ誰からも咎められる事もなく周りも同情してくれるので自分一人が罪の意識を持ってしまいます。
後悔の気持ちからこの罪悪感が生まれるので後悔ないように日頃から決断し続ける意識を持つことが大切です。
「親が自営業でお金に困らない生活を送れているので、お金がないという話を聞くとなんだか申し訳なくなる・・・」
「上場企業に勤めている自分が中学の時の同窓会に呼ばれて旧友と会話をしている時仕事の話になると身構えてしまう自分がいる・・・」
「女友達3人と話している時に恋愛の話題になると一人だけ結婚している自分が申し訳なく感じてしまう・・・」
この罪悪感は「嫉妬」に対する恐れです。
自分の立場を話してしまう事によって不快な思いをさせてしまったり嫌味を言われることを恐れているのです。
ちなみにこのタイプにあてはまる人の中には逆に恵まれている自分と反対の問題を抱えている人を救う事によって罪悪感を解消させようとするパターンもあります。
しかし、自分の立場がきっと相手を苦しませてしまうだろうという考えは自分自身の思い込みから来ている事が殆どです。
確かに人によっては不快に感じてしまう人はいるでしょう。
だからといってあなたの目の前が必ずあなたの立場に嫉妬するとは限りません。
あなたがどう思われているのかはあなた自身が聞いてみないと結局のところ分からないものです。
聴く力をしっかり身に付けましょう。
「自分は幸せになってはいけない人間だ・・・」
「自分の周りはいつも自分を傷つける人たちばかりだ・・・」
「きっと自分も沢山の人を傷つけてきたんだ・・・」
罪の意識が根本的な部分から来る人が陥る感覚です。
幼少期の経験や過去の大きなトラウマからこの罪悪感に悩まされる人もいます。
この状態が続いてしまうと自分は幸せになるべき存在ではないと悩んでしまい、
意識的か無意識的か問わず幸せとは逆の選択を選び続けます。
この状態から立ち直らせる為には過去の自分と向き合うしかありません。
嫌な自分であればあるほど向き合うのが難しく感じると思います。
しかし、自分や自分と関わる周りの人ためというのを意識して頑張っていきましょう。
「ダメな親で申し訳ない・・・」
「パートナーが無理をして苦しんでいる様子を見て自分も一緒に無理をすることにした・・・」
これらの罪悪感は自分自身だけでなく家族やパートナーに受け継がれます。
この罪悪感は親がそうだったから自分も悪いのだろうと考え込んでしまうのです。
あるいはみなさん自身の罪悪感も誰かから引き継いだのかもしれません。
子供のころの体験は大人になった時の価値観や思想を形成します。
両親や身近な人がこんな経験をしていると子供にまで影響が訪れる事があります。
自分自身は勿論子供たちの事も考えると早いうちに治した方が良い罪悪感ですね。
突然ですが皆さんは日常生活で誰と一番コミュニケーションを取っているでしょうか?
答えは自分自身です。
特に自分を許せない人は特に内向的な人が多く他人と話すより自分とコミュニケーションを取る事が多くなりがちです。
そして自分に対して発しているコミュニケーションは必ず他人に対してのコミュニケーションでも同じような特徴があるのです。
つまり、自分の弱さを否定するコミュニケーションを自分としている人は他人の弱さも受け入れず否定する傾向があります。
しかし、これでは負の感情に押しつぶされてしまうので対処法をまとめてみました。
これらを克服するには自分を受け入れる事が何よりの治療法です。
具体的な方法を3つまとめてみたので自分に合う方法を試してみてください。
自分の嫌いな所を受け入れる事を難しく考えないでください。
自分の良い所も悪い所もあなた自身の個性です。
一つ一つを許すことで自分に対しての憎しみや苦しみを少しずつ手放していきましょう。
自分を許せない人にとって自分を受け入れる事は中々難しいと思うかもしれませんが、
些細な所から受け入れる事がポイントです。
そして何よりもこれをすることによって気持ちが軽くなります。
なにか自分に憑いていたものが少しずつ落ちていくような感覚を得られるでしょう。
「どうせ自分なんて・・・」と考えている人程他人と比較をしている事が多いです。
はっきり言って完璧に何でもできる人はいません。
上を見上げれば見上げるほど苦しい気持ちになるでしょう。
でも自分自身は一歩ずつ前に歩みを進めていくしかないのです。
あなたが僻んでしまう相手だって初めから出来ていたわけではありません。
沢山の努力を重ねてきたからこそ今の彼らがあるのです。
あなたも他人と比較している自分がいるのであればその考えを捨てて自分の成長に向き合うようにしましょう。
自分に自信を持つにはどうすれば良いでしょうか?
人はどんな体験を得て自信を持つのでしょうか?
自分を否定する事の反対は自分を肯定する事です。
とは言え何もない状態で自分を肯定する事は難しいです。
そこで、自分の小さな成功体験に目を向けるのです。
初めは本当に些細なことで良いのです。
例えば「今日も遅刻をしなかった」、「今日はいつもより勉強が出来た」、「会社の先輩の仕事を手伝ったらありがとうと言われた」など普段「あたりまえ」と思っている事を成功体験だと認識する事によって小さな自信ができます。
そして小さな自信が次の事にチャレンジしたいというチャレンジ精神に繋がります。
そこでも成功を積み重ねた先が大きな自信に繋がるのです。
自分を信じるためにも考え方を見直しましょう。
ここまで読んでいただいた方には何となくイメージできるかもしれませんが、
できない自分を許せないのは自分自身で自分の事を否定しているからです。
そしてそれは声となり自分自身へのコミュニケーションを図っているでしょう。
だからこそ否定する自分を変えるには自身のコミュニケーションを見直す必要があるのです。
世の中成功している人たちは自分と良いコミュニケーションを取っています。
他人と良いコミュニケーションを取れる人は自分とも良いコミュニケーションを取っています。
しかし、他人と良いコミュニケーションを取れているのに自分と良いコミュニケーションを取れない人はいません。
逆に自分と良いコミュニケーションを取れない人は他人とも良いコミュニケーションは取れません。
自分の事が許せない自分を変えていく為にも良いコミュニケーションを取れるようになりましょう。
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