人の話が理解できないとお悩みの方へ試して欲しい改善策を紹介
人の話が理解できないというコミュニケーションの悩みをよく聞きます。
職場やプライベートでの人間関係で上手くいかないと悩んでいる方はとても多いです。
何が原因で話を理解ができないのでしょうか?
中には発達障害など、生まれつきの問題と考えている人もいるでしょう。
しかし、コミュニケーションの方法を改善することで、問題が緩和してきた人が多くいるのも事実です。
この記事では、話が理解できない原因と改善方法を紹介していきます。
悩んでいる人は、是非読んでみてください。
人の話を理解できない人の悩み
まずは、話が理解できない人がもつ、よくある悩みを紹介していきます。
「自分も同じ悩みを持っている」
という方は後に人間関係の改善方法を紹介するので、参考にしてみてください。
話を理解した振りをしてしまう
話の内容が理解できなかったのに、思わず「分かりました」と答えてしまった。
そんな経験はないでしょうか。
その場では会話が早く終わりひと安心かもしれません。
しかし、その後どうすれば良いのか分からず困ってしまいます。
一度分かったと言ってしまった以上、もう一度聞き直すことも難しいですよね。
結局、相手の要望に答えられないので、人間関係が悪化してしまいます。
何度も聞き返してしまう
話を理解できない人には、何度も聞き返してしまうという悩みもあります。
例を出すと
「水曜日は社外研修に行くから、駅のロータリーに9時に集合ね。車は僕が出すけど、駅からの運転はお願いしてもいいかな?」
と言われたときに
「集合時間は何時でしたっけ?」
「集合場所はロータリーで良かったですか?」
「車は誰が出すんですか?」
という風に話したことを何回も聞き返してしまいます。
細かく確認しておかないと、指示を間違えてしまうのです。
聞かないと理解できないとは言え、相手に何度も確認するのは気が引けてしまいますよね。
相手をイライラさせてしまう
理解力が弱いと、どんな対応をするにしても相手をイライラさせてしまいます。
・話を分かった振りをする
・分かるまで聞き直す
・うろ覚えの指示を元に自力で頑張ってみる
その他にも様々な方法を試したことがあると思いますが、解決方法はなかなか見つからないですよね。
問題は対応方法より、話がうまく理解できないことにあります。
仕事が人よりこなせないので、次第に居場所が無くなってしまいます。
最後には職場での人間関係が上手くいかず転職してしまう人も少なくありません。
話が理解できない人は、特にビジネスの世界において大きなハンデを背負ってしまうのです。
すぐに忘れてしまう
「今の話は分からないところが特になかったな。」
と思っていても、いざ仕事をしようとすると、何をすればよいのか分からなくなってしまった。
そんな悩みも話が理解できない人は持っています。
この悩みは、話の理解が浅いために起きてしまいます。
話が右から左に流れてしまっている感覚になってしまい、頭の中に残っていかないのです。
逆に理屈まで理解できていれば、記憶に残りますよね。
話を掘り下げて理解できないため、話をすぐに忘れてしまうのです。
人の話が理解ができない原因とは?
ここまで、話が理解できない人の悩みを紹介してきました。
では、そんな悩みを解決するためにはどうしたらよいのでしょうか?
改善方法を探るために何が理解を妨げてしまっているのか、原因を見ていきましょう。
聞くだけで精一杯
まず最初に挙げられる原因は、相手の話を聞くことで精一杯になってしまうことにあります。
会話の途中で、心の余裕が無くなってしまうのです。
・会話に慣れていない
・話を理解していないことを怒られたくない
・話のスピードについていけない
このような理由から、話をしっかり聞くことができません。
相手が重要なことを話しているのは分かっているのですが、理解が追いつかないのです。
話を聞こうとする意思は他の人より強いぐらいですが、緊張をしてしまい理解できないのが特徴です。
後回しにする性格
問題や疑問点を後回しにしてしまう性格も理解ができない原因となります。
・とにかくその場での会話を終わらせたい
・分からなかったが、後で聞けば良いかと考えてしまう
・相手に理解力がないと思われたくない
という思考が問題を放置してしまうのです。
分からないことを正直に伝えて教えてもらえば、自分の力になります。
しかし、後回しにしてしまうと結局は他の誰かが手助けをすることになるので、いつまでも成長しないのです。
頭の良さだけではなく、性格も理解力に影響してきます。
自分の考えがない
生まれつきの頭の良さも理解力に影響があるかもしれません。
しかし人間の思考力は、日々鍛えていくことが可能です。
話がすぐに理解できるような人は、自分の考えを持って話を聞いているので、思考力が高まっていきます。
「明後日の新人研修の一部の説明は、君が担当して欲しい。」
と指示された時に
(明日の予定を調整しなきゃいけないな)
(去年の説明は誰がしたんだろう?話を聞ければ準備の手間がはぶけるぞ)
(上司に説明の内容を確認してもらう時間を確保しないと)
というようにどう行動するべきか考えを巡らせるのです。
反対に話をただ聞くだけで、指示待ちの状態では思考力は鍛えられていかず、理解力に差が出てしまうのです。
会話の途中で集中力が下がってしまう
話が理解できない原因の一つとして、会話の最中に集中力が下がってしまうことが挙げられます。
話の重要な部分を聞き逃してしまうのです。
これは、会話の途中で他事を考えてしまうために起きてしまいます。
例えば
上司が重要な指示を出している最中でも、窓の外の景色を気にして
(今日洗濯物を乾してこなかったのは失敗だったな)
というようなことを考えてしまうのです。
話が集中して聞けていないので、当然理解もできていないのです。
自分の価値観で判断してしまう
話が理解できない人の特徴として、相手の意図を汲み取れないことが挙げられます。
判断基準が自分の価値観や考えにとらわれているので、相手の話を誤解しやすいのです。
例えば
書類のチェックは総務部の仕事という価値観があったとしましょう。
そんな人に
「ミスが多発してるので、各自責任を持って書類をチェックするように」
という指示が来ても、自分がその対象だと思わずに、いつも通りのチェックしかしない可能性が高くなります。
話を聞いているようで、指示とは違う動きをしてしまう人は、自分の考えを元に相手の指示を理解してしまうのです。
相手のことが苦手
家族や友人と話をしているときは、普通に会話ができるのに上司や先輩の話は理解できない。
そんな悩みはないでしょうか。
人間は苦手な相手と会話をするときには、言葉を受け入れられない拒否反応が出ます。
・相手の言っていることはもっともだけど、言うことを聞くのは嫌だ。
・細かい言葉のニュアンスが引っかかってしまう。
・相手の責めるような口調にイライラしてしまう。
嫌っている相手との会話では、いろいろな悪い感情が湧いてきてしまいます。
このような気持ちが話の理解を妨げるのです。
話が理解できるようになるポイント
話が理解できない原因は分かってきましたか?
ここからは、どうすれば話が理解できるようになるかポイントを紹介していきます。
素直に聞き返す
・話を分かった振りをしてしまう
・問題を放置してしまう
このような癖がある人は、分からないところがあったらすぐに質問するようにしましょう。
話を理解せずに、仕事などの任されたことを進めてしまうと、大きな問題へと発展してしまう可能性もあります。
聞き返してしまうと怒られたり、呆れられたりすることもあるでしょう。
しかし、良くも悪くも相手にあなたの現状が伝わるので、問題は解決に向かっていきます。
まずは、分からないことはすぐに質問する癖をつけましょう。
次に、これから紹介するポイントで話が理解できるようになりましょう。
アウトプットする癖をつける
話を理解したと思っていたのにいざ行動しようとすると、言われたことの意味が分からなかった。
この状態を脱却するにはどうしたら良いのでしょうか。
克服するためには、アウトプットする癖をつけましょう。
・「先程の話〜ということですよね。」と説明を聞いてもらう。
・ノートに要点をまとめて、理解できているか、疑問点はないか自己確認する。
という風に自分の言葉で表現できるかテストしましょう。
もし、話が理解できていないことが分かっても、考える努力をしたことが相手に伝われば、聞き直しても不愉快には思われないでしょう。
責任感を持つようにする
会話の途中や指示をされているときに集中力が切れてしまう。
そんな悩みがある人は仕事に責任感を持つようにしましょう。
もしあなたが何かの仕事の監督を任される立場だったら、会話の最中に他のことを考えることはないですよね。
人から依頼された仕事を自分事として捉えられることが責任感を持つためのポイントになります。
自分が指示する立場だったらどう動いて欲しいか、想像して話を聞くことで集中して話を聞けるようになります。
自分で理解する癖をつける
分からないことを放置したり、考えもせずに人に答えを聞くのはやめるようにしましょう。
時間がかかっても良いので、自分で解決する努力をすることで理解力がついていきます。
ただ、仕事には期限があるので、いつまでも自分で考え込んでいる訳には行かないですよね。
自分で解決し理解ができるようになるためには
まず、時間が掛かっても問題のない仕事を考えるようにしましょう。
次に自力で解決できないと思ったら、
「ここまではやり方が分かりましたが、その先の方法が分からなかったので教えてください。」
という風にどこが分からなかったのか丁寧に伝えましょう。
相手に答えを聞くという点ではすぐに人に聞くのと同じかもしれませんが、自分の今の能力が分かるので、成長に繋がります。
苦手な相手との会話に慣れる
苦手意識から相手との会話に緊張をしてしまうと、話を理解する力は一気に落ちてしまいます。
相手との会話に慣れるためには、少しでも良いのでコミュニケーションをする機会を増やしましょう。
・挨拶をしてみる
・天気などの話しやすい話題を振って見る
・相槌の回数を増やしてみる
というように苦手な相手との会話に慣れるようにしましょう。
友人や家族との日常会話をしているときは問題なくコミュニケーションができる。
という方は、苦手な相手と少しずつ、話をする機会を増やしましょう。
前知識を入れる
話を聞く際に内容について前知識があるかないかは、理解力に大きく影響します。
何回か行ったことがある場所の近くのお店と、初めて行く場所のお店の道順では、理解のしやすさが違いますよね。
自分が知っていることについて聞いているときは、頭の中に余裕が出てくるはずです。
余裕が出れば、重要ポイントを聞き逃してしまうことも少なくなる上に、疑問点をその場で聞き返すこともできます。
話を聞く力が弱いと自覚をしているのであれば、まずは前もって準備しておくようにしましょう。
努力により理解力は鍛えられる
ここまで、話が理解できるようになるポイントを紹介してきました。
「理解をする力」は、生まれ持っての能力によって決まると考えていた方も多いのではないでしょうか。
しかし、紹介してきたように、日々の会話で
・前準備をする
・ノートにメモや、まとめをする
・できるところまで、自力で考える
といった努力をすることで、鍛えていくことができます。
もともと頭が悪いからしょうがない、発達障害と診断されたから治らない。
と諦める前に、コミュニケーションを少しずつ変えて思考力を鍛えていきましょう。
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話しを理解する力を身につけるためには、日々の会話から変えていく必要があります。
しかし
・上司や先輩相手に実践するのは気が引けてしまう
・どうしても分かったふりをしてしまう悪い癖が抜けない
と感じている方はコミュニケーション講座に通うのもお勧めです。
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そのため、ステップを踏んで職場や友人関係に活かせるコミュニケーションのポイントが身についていきます。
会話がうまくできない、人前で緊張してしまうといった基礎的な悩みを持つ方を何人も改善していった実績があります。
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