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オウム返しはうざい!?される側とする側の心理を解説!

オウム返し

みなさんの周りには、やたらとオウム返しをしてくる人はいませんか?

もしかしたら、やたらとオウム返ししてくる人に「うざい」と感じているかもしれませんね。

しかし、「オウム返し」はカウンセリングにも活用されている、コミュニケーションの技術の一つです。

では、なぜオウム返しでうざいと感じるのでしょうか?

それは、オウム返しする側が正しく活用出来ていないからですね。

今回は、なぜオウム返しされて「うざい」と感じるのかや、オウム返しする側の心理、やたらとオウム返ししてくる人への対処法を紹介します。

また、正しいオウム返しの仕方をお伝えします。

正しく活用することで、相手とうまくコミュニケーションをとれるようになりますよ。

目次

オウム返しとは?

これからオウム返しのことについて色々説明していく前に、まずは「オウム返し」とは何なのかについて、改めて解説していきます。

オウム返しとは、「相手の言ったことをそのまま繰り返し言う」ことです。

例えば、

「昨日〇〇に行ったんだ~」

「へぇ~、〇〇に行ったんだ~」

といった感じです。

バックトラッキングとも呼ばれ、カウンセリングやコーチングなどにも活用されている技術です。

オウム返しのメリット

オウム返しをすることで、以下の効果が得られます。

  • 話を理解していることを伝えられる
  • 相手に気づきが起こることがある
  • コミュニケーションのズレが少ない

自分が話したことを相手が繰り返し発言してくれると、「今の話を理解してくれたんだな」と感じませんか?

オウム返しには「あなたの話を理解していますよ」と伝える効果があります。

また、自分が話したことを相手の口から客観的に聞くことで、「自分ってこう考えてたんだ」と気づきが起こる場合があります。

自分が考えていることを客観的に認識できる機会は少ないので、いい機会になります。

オウム返しは基本的に相手の言葉を繰り返すので、コミュニケーションのズレが少ないです。

例えば、オウム返ししないと

A「昨日あまり寝れてないんだよね。」
B「すごい疲れてそうだね。」
A「いや、疲れてはないよ。」

となってしまうことがあります。

オウム返しすると

A「昨日あまり寝れてないんだよね。」
B「そうなんだ。寝れてないんだ。」
A「そうなの。実は昨日遅くまで趣味に没頭してて~」

というように、自然に話が進んでいきます。

オウム返しにはこのようなメリットがあるのです。

オウム返しをうざいと感じる人の心理

オウム返しは相手に共感していることを伝えられるなど相手にいい印象を与えられますが、なぜオウム返しをうざいと感じる人がいるのでしょうか?

それは、オウム返しする側が、オウム返しを適切に利用出来ていないからです。

間違ったオウム返しをしてしまうとどのような印象を相手に与えるのか、オウム返しをうざいと感じる人の心理を解説します。

自分の話が聞き流されていると感じる

自分が話したことに対して、相手がひたすらオウム返ししかしてこなかったらどうでしょうか?

自分の話をちゃんと聞いてくれているのかな?と不安に思うでしょう。

そのオウム返しもテンションが低かったりすると、自分の話を聞くことが嫌なのかなと、さらに不安に思います。

相手からオウム返ししかされなかったら、自分の話が聞き流されていると不安を感じるのです。

自分の意見が無いと感じる

また、相手がひたすらオウム返ししかしてこず、感じたことや意見などを話してくれないとどうでしょうか?

相手の意見や気持ちがわからないですよね。

(で、あなたの意見は…?)

(話がつまらないのかな…?)

不満に思ったり、不安に思ったりするでしょう。

オウム返ししかしないと、自分の意見が無いという印象を与えます。

反応がわざとらしく感じる

本やインターネットなどで、相手に良い印象を与える方法として「オウム返し」の情報がよく紹介されています。

それを見て、聞きかじった知識で実践してしまうと、不自然さが出てしまい、良い印象を与えようという意図を相手に見透かされてしまいます

文字通りオウムのように感じ滑稽に思えたり、共感アピールが露骨に感じたり、バカにされているように感じます。

オウム返しを自然に利用できないと、反応がわざとらしく感じるのです。

オウム返しする人の心理

オウム返しをうざいと感じる人の心理を紹介しました。

オウム返しを自然に出来ていないとうざいと感じるようですね。

ここからは、オウム返しする側はどのような心理でオウム返しをしているのかを紹介します。

相手への思いやり

人は、自分が話した言葉を同じように繰り返されると、安心感をもつと言われています。

相手の話したことをそのまま繰り返すには、しっかりと言葉を認識する必要があるので、きちんと話を聞いている証でもあります。

相手への思いやりの気持ちがあると言えます。

相手の一番伝えたい部分をオウム返しすることで、あいては親近感を感じ、共感してくれていると感じるでしょう。

相槌しているつもり

オウム返しを無意識に相槌の代わりとして使っている人もいます。

「うんうん」「そうなんだ」

といった相槌の代わりに使っているのです。

相槌の代わりにオウム返しを使ってしまうと不自然になってしまうので注意が必要です。

会話を盛り上げたい

会話を盛り上げたいという気持ちはあるものの、何を話せば良いかわからない人は、ついオウム返しばかりしてしまいがちです。

何かを話したいとう気持ちはあるものの、話すことが思いつかず、なんとかしようとオウム返ししてしまうのですね。

話の内容を理解出来ていない

相手の話を理解できていない場合に、誤魔化しとしてオウム返しする場合があります。

オウム返しなら相手の言葉を繰り返すだけで済み、内容も間違えないのでとりあえずオウム返ししておくのです。

相手の話を理解できない状況が続くと、話を理解できない罪悪感から、早く会話を終わらせようとします。

自分の意見が無い・言えない

自分の意見が無い場合や、言えない場合もオウム返ししがちです。

相手の話に関して自分の考えが思い浮かばなかった場合に、オウム返しで誤魔化すのです。

また、過去の経験から自分の意見を言うことにトラウマを抱えている場合に、自分の意見を言えないためにオウム返しするのです。

話の内容を理解したい

相手の話を理解するために、相手の言葉を繰り返している場合があります。

自分の口からも話すことでより理解が深まりますし、相手に確認も取れます。

自分が話す内容を考えるためのつなぎ

オウム返ししている間に、自分が次に何を話そうか考えている人もいます。

オウム返しのあとに自分の考えなどを話してくれる人は、オウム返しは考える時間をつくるためにしているのでしょう。

話を聞いているフリ

話を聞いているフリをする場合にオウム返しをする人もいます。

オウム返しをしておけばその場を適当に過ごせるので、とりあえずオウム返しをしているのです。

オウム返しする人への対処法

周りにオウム返しをする人がいて、その人をどうにかしたいときにどうすれば良いか紹介します。

オウム返しする理由を聞く

相手にオウム返しをする理由を聞くといいでしょう。

無意識にオウム返しをしている人には、気づいてもらえるきっかけになり改善してくれるかもしれないです。

意図的にオウム返しをしている人には、その意図を聞くことができ、悪意が無ければ気にならなくなるでしょう。

自分の気持ちを伝える

オウム返しについての自分の気持ちを素直に伝えるという手もあります。

例えば、オウム返しが不自然で気になっているのなら、そのことを伝えます。

相手に悪意が無いのなら、反省し改善してくれますし、伝えることは相手のためにもなります。

相手のことを質問してみる

その場のオウム返しをどうにかしたいなら、相手のことを質問してみるのも手です。

質問に答えるには自分のことを話さなければならないので、必然的にオウム返しも出来なくなります。

話す側と聞く側を交代させることができるので、よりお互いの理解が深まるでしょう。

相手の興味のある話題を振る

相手の興味のある話題を振ることでも、その場のオウム返しをどうにかすることができるでしょう。

相手の興味のある話題を振ることで、相手は積極的に自分のことを話してくれるようになるので、オウム返しもなくなります。

自分が話すだけでなく、相手の話も聞けるので、良い会話のキャッチボールができます。

こちらもオウム返ししてみる

最後の手段として、こちらもオウム返し仕返すのも手です。

自分がしているオウム返しについて、相手も客観的に体感することができるので、ハッと思うことでしょう。

反省して改善してくれるかもしれません。

上手にオウム返しするコツ

これまで、オウム返しには相手にいい印象を与える効果があることと、逆に適切に利用出来ないと相手に「うざい」という印象を与えてしまうということを解説しました。

オウム返しには相手にいい印象を与え、良いコミュニケーションをとれる効果があるので、ぜひ上手にオウム返し出来るようになってほしいと思います。

上手にオウム返しするコツを紹介します。

オウム返しを多用しない

まずは、オウム返しを多用しないことが重要です。

もし、相手からオウム返ししか帰ってこなかったらどうでしょうか?

きっと機械的な印象を与えたり、話を聞いていないような印象を与えるでしょう。

オウム返しの他にも、「へぇ~」「そうなんだ」「なるほど」「すごいね」といった相槌も含めていくことが重要です。

リアクションのバリエーションが大切です。

相手のペースに合わせる

相手のペースに合わせるとは、相手の話し方や声のトーン、話すスピードも真似するということです。

例えば自分はゆっくり話しているのに、相手から早口でオウム返しされたらどうでしょうか?

自分はどんよりした気持ちで話してるのに、相手から元気よくオウム返しされたらどうでしょうか?

なんだか違和感がありますよね。

逆に、相手に合わせてオウム返ししてあげることで、共感していることが伝わり、好意をもってくれます。

人は、自分と似た人に自然と好意を持つようになっているのです。

相手の共感してほしい部分をオウム返し

相手の共感してほしい部分をオウム返しすることも重要です。

人は共感してほしい部分は感情であることが多いです。

「今日は暖かくて気持ちが良いですね」

といった話には、

「今日は暖かいですね」

よりも

「今日は気持ちが良いですね」

といった感情の部分を繰り返すオウム返しをすることで、より相手と共感することができます

自分の言葉にしてオウム返し

相手の話を自分の言葉にしてオウム返しすることで、相手にオウム返しされている印象を与えずに、オウム返しの効果を得ることができます。

例えば、

「今日は暖かくて気持ちが良いですね」

といった言葉には、

「今日は暖かくて気持ちもポカポカですね」

といった感じに、自分の言葉に変えてオウム返しすると良いでしょう。

何かプラスしてのオウム返し

相手の言葉にオウム返しをして、さらに何かプラスの言葉を返すと、さらに会話が弾むようになります。

例えば、相手の話を肯定する言葉をプラスすると良いです。

「昨日、部屋の掃除をしたんだ」

「部屋の掃除をしたんだ!掃除すると気分もスッキリして良いよね~」

と言った感じです。

オウム返し+肯定の言葉で、相手はより共感してくれたと感じるでしょう。

また、質問をプラスすることも有効です。

「昨日、部屋の掃除をしたんだ」

「部屋の掃除をしたんだ!どれくらいかかったの?」

と言った感じです。

オウム返し+質問をすることで、相手はより自分の話に興味があると感じてくれるでしょう。

オウム返しは正しく活用出来れば非常に有効

オウム返しは正しく活用できれば、会話を盛り上げることができ、相手との心の距離を縮められる有効な手段です。

しかし、オウム返しばかり繰り返してしまうなど、正しく活用できないと、相手に「うざい」という印象を与えてしまいます。

自然なオウム返しをするには、練習が必要です。

しかし、なかなか練習をする機会はなく、いきなり日常で実践してみるしかないですよね。

いきなり日常で実践してうまくいかないと、相手に「うざい」と思われてしまいます。

相手ともっと心の距離を縮めるためにオウム返ししても、失敗してしまい相手に変な印象を与えてしまうと元も子もない。

コミュニケーション講座で練習しよう

オウム返しなどコミュニケーション術の練習は、失敗しても良い場所で実践することで安心して練習することができます

アトリエシャンティのコミュニケーション講座では、オウム返しなどリアクションの仕方や、相手と心の距離を縮めるコミュニケーション術、人間関係を円滑にするコミュニケーション術などを学びます。

コミュニケーション講座を学ばれている方は、もともとコミュニケーションが苦手で、コミュニケーションが苦手な人の気持ちがよく分かるやさしい方が多いです。

安心して失敗できる場所で心ゆくまで練習することで、自信を持って日常でも実践出来るようになります。

アトリエシャンティのコミュニケーション講座では、ただ今体験レッスンを実施中です。

一人ひとりを大切に、懇切丁寧なレッスンをするために、定員を設定しています。

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オウム返し

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