

新入社員の方もキャリアを積んできた方もどんな方でも職場に居場所がないという状況は辛いですよね。
1日の大半を過ごす職場で、仕事を振られない、自分だけ情報が貰えないという状況に陥ってしまうと精神的に参ってしまいます。
事実、離職者のうち5人に1人が人間関係を理由に退職しています。
特に若い年代になるほどその傾向は強まります。
このような状況を解決するのには転職をするのも一つの手でしょう。
しかし、原因によっては、自らの行動を変えることでそんな状況を改善していくこともできます。
この記事では職場に居場所がない場合の対応策を記載します。
職場で辛い状況に置かれている方は状況を参考にしていただき状況を改善していきましょう。
居場所のない職場で働き続けると自身にどんな影響があるのでしょうか。
まず最初に、デメリットを確認していきましょう。
まず、最初に考えられるデメリットは働くことへのモチベーションが下がってしまうことです。
仕事をする目的は?
と聞かれたら、本音では
「お金を稼ぐため」
と答えたくなる人もいるのではないでしょうか。
しかし、実際は収入面で満足していても、周りから信頼されず、チームの一員として認められない状況では多くの人がやる気を失ってしまいます。
周りから愛されたい褒められたい、認められたいという欲求を基本的に人はもっているためです。
多くの仕事は、同じ社員同士連携を取り合って動かなければいけませんよね。
職場で周りとのコミュニケーションが上手くいかないと、連絡ミスが起こり業務が滞ってしまいます。
・上司に相談してみたらすぐに解決した。
・同僚が前に同じ問題に対応したことがあったので教えてもらった。
・手が空いている人に
というように、周りと協力できれば仕事の進みは格段に早くなります。
職場で居場所が無く、孤立してしまっている人はこのメリットが活かせないため仕事がはかどらなくなってしまいます。
仕事が振られない、周りから教えてもらえない、そんな状況ではスキルは身につかないですよね。
出来る仕事も限られてくるので、ますます職場に居場所がなくなってしまいます。
また、今の会社を辞めて転職しようとするときも、スキルがなければアピールポイントが少なく不利になってしまいます。
特に新入社員や若手社員といったキャリアが浅い方は同じ状況が続くと、今後の社会人生活にも大きく影響を及ぼすので、早急に対処しなければならない問題となります。
スキルが身につかず、仕事の進みが遅い、このような環境では仕事で成果を出すのは難しいですよね。
仕事で成果を出せなければ、周りとの待遇に差がつき始めてしまいます。
自らの力で成果をだしたとしても、それが出世に繋がらないかもしれません。
最近は評価方法も客観的なデータを重視するようになりましたが、多くの会社では以前として、上司の心証が評価を左右します。
孤立している状態では、周りと協調性がないと捉えられ、能力や成果の割に評価が低くなりがちです。
会社で居場所がなくなってしまうと様々なデメリットがありますが、何より精神的に辛いですよね。
周りが成果を出そうと必死に努力や協力をしているなか、自分に回ってくる仕事が無い、誰でもできるような雑用しかすることがない。
そんな立場に置かれるとストレスが溜まってしまい、精神的に辛くなってしまいます。
メンタルの不調が続くとやがて身体面にも悪影響が出てきてしまいます。
あなたが自分の居場所がないと感じるのはどんな場面でしょうか?
多くの人が孤立していると感じるシチュエーションを紹介します。
自分にだけ仕事が振られず、手持ち無沙汰な時間が増えると職場で居場所がないと感じてしまいますよね。
毎日8時間程の時間を特にやることがなく過ごすのは、仕事に追われることより苦痛といって良いでしょう。
それだけではなく
「自分から動けない」
「みんなが頑張っているのに1人だけ知らない顔をしてる」
という風に周りからの評価も悪くなっていきますし、どう思われているか視線も気になってしまいます。
忘年会や決算後の打ち上げなど、職場の皆で飲み会をする機会が定期的にありますよね。
そんな時に周りは盛り上がっているのに、自分ひとりだけ誰からも話しかけられない。
せっかく飲み会に参加したのにこのようなシチュエーションに遭遇したら悲しくなってしまいますよね。
会話をしなければ成り立たない場面がある仕事とは違い、誰と話すか自由な飲み会は、自分の居場所がないと実感しやすい場面です。
飲み会と並んで職場に居場所がない人が苦手なのが、業務中や休憩時間の雑談です。
部内みんなで同じ話題で話が弾んでいるなか、あなただけ会話に入れず、仕事を進めている状況では、疎外感を感じてしまいます。
誰かが雑談を始めるたびになんとも言えない嫌な焦りを感じてしまうので、気を使ってしまい精神的に疲れてしまいます。
日常的に苦痛を感じてしまい、やがて職場に足を運ぶのが憂鬱になっていってしまいます。
次に職場で居場所がない人に見られるよくある特徴を紹介していきます。
あなたにも当てはまる特徴があれば、治すようにしましょう。
コミュニケーションに苦手意識を持っていて、職場の人とのコミュニケーションを避けてしまいます。
・報告しようとしても上手く伝えられず、逆に怒られるかもしれないと思い結局伝えられない
・黙々と作業をしている方が好き
・自分が発言するときっと場が盛り下がってしまうと思い黙り込んでしまう
このような思考が出てきてしまい、職場で話しかけることができません。
報連相が少なく、チームでの連携も上手く取れないので仕事面でも置いていかれがちで、居場所を失くしてしまいます。
話しかけても返事がぶっきらぼう、感情の波が激しく機嫌が悪いときに話しかけると八つ当たりをされる。
あなたの職場にもこのような人がいるのではないでしょうか。
できる限りコミュニケーションを取りたくない相手ですよね。
この手のタイプの人の周りは仕事でどうしても話さなければならない場合を除いて関わりを避けられてしまいます。
次第に職場が居心地の悪い場所に変化してしまうでしょう。
職場に居場所がないと感じる人の多くは引っ込み思案であったり、周りに遠慮してしまう性格の人が多いです。
しかし、中には空気が読めず、場の空気を壊してしまったことから、居場所をなくしてしまった人もいます。
・失敗の原因は自分にあるのに、無理のある言い訳をしてしまった
・軽口で他人のプライドを傷つけてしまった
・秘密事項を言ってはいけない相手に漏らしてしまった
というように空気が読めず、周りに悪い影響を与えるため、孤立してしまう人もいます。
仕事に対して真剣に向き合えず、雑な仕事を繰り返していると会社での人間関係は悪化する一方でしょう。
誰かが適当に仕事をすれば、そのしわ寄せが誰かにいってしまいます。
・早く帰りたい
・どうせ誰も見ていない
・やりたい仕事ではない
といった自分勝手な理由から仕事で手を抜いているのならば、すぐにやめましょう。
やがて、仕事を振られなくなり暗に退職を勧められるようになってしまいます。
ネガティブ思考の人は周りを寄せ付けないような対応をしてしまいがちです。
自己肯定感が低く、あきらめ思考なので
・周りが手を差し伸べてくれても、自分なんか話してもらう価値もないと思い拒絶してしまう。
・みんなが目標に向かっている中、どうせ無理といった発言をする。
といった言動を取ってしまいます。
このような発言や態度は周りの人を不快にさせてしまうので、自然と人が離れていってしまいます。
髪がぼさぼさだったり、爪が不潔、シャツがよれよれ、ベルトが緩んでいる…
身なりがきちんとしていない人は周囲から嫌われてしまいます。
人間中身が大切とはいうものの、やはり外面も印象に大きく影響してきます。
観察してもらえば分かりますが、周りに常に人がいるような人々は身なりもきちんとしているものです。
職場に居場所がなくなってしまう人の特徴を紹介してきました。
孤立してしまう人の原因がつかめてきたのではないでしょうか。
では、そんな人達が周りに認めてもらい、再び職場に自分の居場所を作るためにはどうすれば良いのでしょう。
答えは今までの印象を変えることが必要になります。
暗い、自分勝手といったイメージを変える行動をしていけば、周りは受け入れてくれるでしょう。
どのような行動をすればよいのか紹介します。
まず始めに取り組むべきことは明るく挨拶をして、返事をしっかりすることです。
この2つを意識してすることで、相手に友好的な意識を持っていることをアピールできます。
よくあるコミュニケーションの悩みとして、言葉が出てこない、会話が途切れてしまうという相談をよく聞きます。
そういったお悩みをお持ちの方でも挨拶や返事をすることは、ハードルが低く取り組みやすいです。
まずは挨拶と返事から始めてみましょう。
自分から話しかけられなかったり、自分勝手な言動を取ってしまったりと、職場で居場所がない人はコミュニケーションの方法に問題があります。
コミュニケーションを改善していくには、相手に敬意の念を持って歩み寄るようにしましょう。
紹介した挨拶や返事の仕方の改善の他にも
・仕事が遅れそうなときは、事前に一言断りと謝罪を入れる。
・「そうですね」「いいアイデアだと思います。」といったリアクションをする。
・「ありがとうございます」「助かったよ」と感謝の言葉を忘れない。
といった具合に相手を意識したコミュニケーションへ変えていきましょう。
相手に敬意が伝われば、あなたの扱いも自然と変化していくでしょう。
飲み会やフットサル大会など、会社で行われるイベントには顔を出すようにしましょう。
例え周りとうまく話せなかったとしても、周りと上手くやっていきたいという心は伝わります。
そういったイベントで何を話せばよいか分からないという人は笑顔でいることを意識しましょう。
イベントは仕事中とは違い親睦が目的なので、深く考えず楽しめば良いのです。
そう考えると少し参加しやすく感じませんか?
仕事でのミスが多く、それによって居場所をなくしていると考えている人は減らす努力をしましょう。
ミスを減らすために自分なりに工夫することも重要ですが、周りに分かるような方法が取れるとベストです。
例えば、言われたことをメモをするようにすると真摯に仕事に向き合っている姿勢が分かるので印象は変わっていきます。
もう一つ重要なポイントとして、指摘やアドバイスされた事項は言われた通りにやりましょう。
上司や先輩の立場からすると、言うことを素直に聞く人には好感を抱くものです。
ミスも減り周りにもアピールできるので一石二鳥になりますね。
上司や先輩の中には、自分よりキャリアの浅い人に反対意見を言われるのを快く思わない人も多くいます。
そんな人相手にも時には、自分の意見を通さなければならない場面が社会人ならありますよね。
その時に気をつけるポイントとして、一度相手の意見に理解を示してから自分の意見を言うと良いでしょう。
「課長はそうおっしゃいますが、現場からは使い難いと不評ですよ」
「課長の意見はよくわかりました。しかし現場からは使い難いとの報告もあがっています。」
同じ事柄を伝えていますが、相手に与えるインパクトは違いますよね。
このように、特に相手に反対意見を伝えるときはうまく伝えるように、注意するようにしましょう。
仕事が振られない状況でも、チームのためにできる行動はなにかあるはずです。
例えば、
・率先して電話に出る
・コピー用紙など備品が切れていたら補充する
・会議の議事録の作成役を申し出てみる
・溜まったシュレッダーのゴミを出す
など、何か自分でできることを探していくようにしましょう。
職場のために何ができるか考えて動いている人は、何かしらの形で評価されるはずです。
みんなのために動いていく意思があることを行動でしめすようにしましょう。
6つの対応策を紹介してきましたがいかがでしょうか。
この6つすべてやっている人を想像してみてください。
とても誠実で人を思いやれる優しい人という印象を受けますよね。
職場の人もこんな人ならみんな受け入れてくれそうです。
ただ、一点注意して欲しいのは、行動を変えてもすぐには周りは認めてくれないということです。
今までの積み重ねがあるので、マイナスイメージを払拭するのには時間が掛かってしまいます。
最初は行動しても、周りの目は厳しいかもしれません。
しかし、継続していけば必ず見る目が変わり、会社に自分の居場所ができます。
人間は自分が所属する集団から受け入れられないと、心に傷を負ってしまいます。
紹介した対応策はある程度継続しないと周りからの反応は変わりません。
しかし、辛い状況は一刻も早く解決したいですよね。
そこで、心をケアする当面の対処方法を紹介します。
心や体が疲れていると感じたら休むようにしましょう。
職場に居場所がない状態はストレスから心身への負荷が強くなります。
体を壊してしまえば元も子もありません。
適度に休みを入れるようにしましょう。
心身ともにリフレッシュすれば、前向きになれ周りに対しても配慮ができるようになります。
「職場に貢献出来ていないのに有給休暇は取りにくい」
と思う人もいるでしょう。
そんなときは、休憩を入れたほうが周りにも良い影響がでると考えて思い切って休みましょう。
仕事がうまく行かないときは、目線を変えてプライベートを充実させるのも一つの手です。
熱中できる趣味が見つかるとストレスが発散できます。
職場が居づらく感じてしまい、モチベーションが落ちてしまったとしても、仕事終わりや休日に楽しみがあれば乗り切れるはずです。
何か趣味を見つけてメリハリをつけていくとよいでしょう。
職場に居場所がなくても、他に自分の居場所を見つけられたら心の支えとなるでしょう。
家族や恋人、友人とコミュニケーションの量を増やし、あなたを大切にしてくれる人達と接することで、自己肯定感が満たされていきます。
職場で辛い立場にいる時は、身近な人を大切にして心の支えとしましょう。
ここまで、職場で自分の居場所を取り戻すための方法と、精神的に辛くなったときに行って欲しい対処方法を紹介してきました。
自らの行動を変えて、周りの為に動くことがポイントとなりますが、皆さんはこの方法を実行できそうでしょうか。
できそうにないと感じた人はなぜそう思うのか考えてみてください。
理由の一つとして、職場のみんなに対する恨みの感情があるのではないでしょうか。
職場で居場所をなくしてしまった原因がいくらかはあなたにもあるとしても、その状態を放置してきた周りにも、多少なりとも責任はあるように感じますよね。
この感情を切り替えていかない限りは、周りの為に動くことはできないでしょう。
では、どうすれば周りに対する負の感情を処理することができるのでしょうか。
実は私も職場で居場所がないと感じることがありました。
そんな状況になっても何も対処をしてくれない支店長や上司に対して批判的になったものです。
しかし、自ら考え方を改め周りとの協調性を大切にしたことで、再び職場で関係性を修復することができました。
そのときの切り替え方を体験談を交えて紹介するので、参考にしてください。
職場に居場所を無くしてしまうと多くのひとは、退職や転職を考えますよね。
今務めている会社の他にも働く場所はいくらでもあるわけで、会社を辞めて人間関係をリセットした方が問題解決は早く感じます。
しかし、自らのコミュケーションに問題がある場合は、次の職場でも同じような状況に置かれる可能性が高いと私は考えました。
そこで、現在働いている会社は、次の会社で周りに溶け込むための練習だと思い、自分のキャリアアップのために他人のための行動をしようという考えに変えていきました。
毎日自分の欠点を指摘されっぱなしだと悔しいような、うんざりしたような気持ちになってきますよね。
上司や先輩の言うことはもう聞きたくないと思う方もいると思います。
私自身も言われっぱなしでいると反発心を感じてしまい、なかなか周りの言うことを聞けませんでした。
そんな状況で、私が周りの考えを受け入れられるようになったのは、
仕事が出来るようになって、この会社の誰もが必要と言われるような人物になってから辞めようと思うようになってからでした。
このように自分の成長のため、転職後のために、周りとの協調性を大事にするようにした訳ですが、少しづつ状況は改善されていきました。
最初のころは、不審がられることもありましたが徐々に周りから
「今日何時まで頑張るつもりなの?」
「忙しそうだけど、大丈夫?」
「私今の時間空いてるので、それ手伝いましょうか?」
といった声かけや気遣いの言葉をかけてもらえるようになりました。
最初は自分のためと思ってやった行動でしたが、周りと溶け込めて次第に転職や退職といった考えは遠ざかっていきました。
ほとんどの職場では厳しい目標に向かって、毎日必死に努力しなければなりません。
普段の生活より、余裕がない状況で活動しているため、人に対して嫌いな心がなくても少し周りに合わせられないだけで居場所をなくしてしまうことも充分に考えられます。
こちらから歩み寄れば相手から距離を縮めてくれることも考えられるので、紹介した方法を是非試してみてください。
職場で居場所がないようにならないためにはコミュニケーション能力を高める必要があります。
多くの会社には、様々な年代や立場の人が働いています。
その中でうまく立ち回るためには、家族や友人に対するコミュニケーションとは違い、
相手のプライドを傷つけないようにうまく伝えることも必要ですし、時には後輩に対して厳しいことも言っていかなければなりません。
ときには言い方ひとつで誤解を生んでしまい、居辛くなることもあるでしょう。
職場で孤立するのを予防するためにもコミュニケーション能力も鍛えていきましょう。
紹介した方法を職場で実践しつつ、コミュニケーションを学習できればよいですが、いきなり会社で実践するのはハードルが高く感じる人は、コミュニケーション講座に通ってみるのもお勧めです。
アトリエシャンティのコミュニケーション講座は、少人数制のレッスンを採用しています。
そのため、会社や友人関係といった日常生活でよくあるシチュエーションを実戦形式で学べるので、ステップを踏んで実践に臨むことができるのです。
また、アトリエシャンティのコミュニケーション講座の特徴として、専属のコーチがつきます。
職場で居場所がないというようなピンポイントの悩みでも、一対一で悩みを相談できるのであなたにあった解決方法を一緒に探していきます。
満足度90%以上のレッスンを体験してみてください。
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