価値観が合わない人への悩みを解決する4つの付き合い方
一緒にいると何故だかいつも意見が対立してしまう人、話を聞いているとイライラしてくるので避けたくなってしまう人、そんな人はあなたの周りにはいないでしょうか。
意見が合わなかったり、一緒にいて居心地が悪かったりする原因として価値観がずれてしまっている可能性があります。
価値観が合わなければ、物事に対する感じ方に違いが出てきてしまい、お互い険悪なムードになってしまうことが多くなります。
例えば、プライベートを大切にする人と、仕事が生き甲斐という人では残業に対する考え方は違いますよね。
部署全体で協力して残業して仕事をしなければならない時、プライベートを大切にしたいという考えが態度にでてしまえばいがみ合いに発展してしまうのです。
このような問題は職場だけではなく、友人関係や恋愛関係においても発生します。
価値観が合わない人との関係をどうにかしたいと考えている人は、あなたに合った上手く付き合う方法を紹介していくので参考にしてみてください。
価値観が合わないと言われる人の特徴を紹介
人には、好き嫌いの違いや育った環境の違いがあるので、感じ方や考え方は人それぞれです。
そのため、価値観が合わないと感じる時は誰にでもあるものです。
しかし、多くの人から価値観が合わないと思われて、敬遠されてしまう人がいます。
その人達にはどんな特徴があるのでしょうか。
あなたにとっての価値観が合わない人にも当てはまる特徴がいくつかあると思います。
自分の主張を譲れない人
自分の考えに信念があるのは素晴らしいことです。
しかし、自分の主張を通すことだけを考えるあまり、他の人の意見を聞かないという状態では友人関係や仕事にも支障をきたしてしまいます。
このような人たちは、自己中心的な性格で他人を思いやることができないため、他の人を受け入れることができません。
周りの人からは気難しい人と捉えられるので、避けられてしまいます。
会話のバランスが偏っている
会話をするときに、自分ばかり話をしてしまうと相手からは敬遠されてしまいます。
人間には誰しも自分の話を聞いて欲しいという欲求があります。
自分だけが話すだけの会話をしてしまう人たちは、相手に不満な感情を与えてしまい
「もう会話をしたくない」と思われてしまいます。
このような会話をしてしまう原因として、相手に対して好奇心を持てないという問題があります。
言動がすぐに変わる人
つい先日指示されたことが、今日突然違う内容になっていたら受ける側はどうしたらよいのか混乱してしまいますよね。
その日の気分によって言っていることがコロコロ変わってしまう人は、どう接したらよいのか分からず価値観が合わない人と思われてしまいます。
上司と部下のような関係だけではなく、恋愛関係にあるカップルでもこのような行動を繰り返しているとお互い疎遠になってしまいます。
言動をすぐに変えてしまうと、次第に周りから人が離れて行ってしまうことでしょう。
感情の波が激しい人
例えば一緒にドライブを楽しんでいたのに、相手が携帯を見た瞬間、悪い知らせだったのか急に不機嫌になったら周りの人はいい気はしませんよね。
感情の浮き沈みが激しい人には周りは気を使わなければならないので、振り回されてしまいます。
自分の感情を素直に表現するということも時には必要なことでしょう。
しかし、場をわきまえず自分の思うままに感情を振り回してしまうと、自分勝手な人と捉えられ距離を置かれてしまいます。
育ってきた環境が大幅に違う人
人の価値観は幼少期から育ってきた環境によって大きな影響を受けます。
厳しい親からあれこれ指導されて育ってきた人と、子供を自由奔放に育てる方針の親に育てられた人の価値観は異なりますよね。
根本の価値観が違う人同士が関わると何をするにしても、ずれが出てしまいます。
状況によっては、相手に合わせないといけないので、精神的に疲れてしまうことがあります。
何をするにしてもこの人とは相性が悪いなと感じる人がいたら、もしかすると生まれ育ちの違いが原因かもしれません。
空気が読めない人
これといって何か迷惑をかけられたり、反論されたりした訳ではないのに一緒にいると何故だかイライラしてしまう人は周りにいないでしょうか。
クレーム対応をしていて焦っている時にどうでも良い雑談を振ってきたり、みんなで盛り上がっているなか一人否定的な意見を言ったりする人です。
いわゆる空気が読めない人と呼ばれる人たちです。
周りを見れない視野の狭さや、他人に対する共感力のなさがこのような行動をさせてしまいます。
価値観が合わない人にどう対処していくべきか
価値観が合わないと思う人の特徴を紹介してきましたが、いかがでしたか。
あなたの周りにこのような人がいたら日々ストレスが溜まってしまいますよね。
では、どのように接していけば上手に付き合っていけるのでしょうか。
答えはあなたが価値観が合わないと感じている人に対してどうして行きたいかで変わっていきます。
悩みを解決する4つの対処法
相手に対してどう付き合っていけば良いのでしょうか。
あなたがどのような関わりをしていきたいかで大まかに4つの場合に分けました。
それぞれの対処法について考えていきましょう。
①価値観をお互いに合わせ親密になりたい場合
②自分が大人の対応をして、相手の価値観に合わせてあげる場合
③価値観のずれには目をつぶり、今の関係を維持したい場合や程々の関係を維持したい場合
④価値観の違いに我慢できないので、距離を置きたいと考えている場合
以上の4つの状況に対して対処法を解説していきます。
①お互いに親密になりたい場合
相手と親密になりたいと考えている場合は、歩み寄ってお互いの考えや思いを分かり合うことが重要です。
そのためにしていけば良い行動を紹介していきます。
相手の長所に注目する
相手との関係を改善したいと考えているのならば、相手の長所を見つけるようにしましょう。
苦手意識がある人に対しては、どうしても欠点の方に注目をしてしまいがちです。
しかし、相手の良いところに注目するようにしていけば印象も変えていけます。
相手を見る目が変わると、合わないと感じている人でも、意外と自分と同じこと大切にしていることが発覚するかもしれません。
長所を見つけることで自分の相手への印象を変えていくことが相手を理解する第一歩です。
共通点を探す
相手との共通点が見つかると、相手との心の距離はグッと縮まりますよね。
共通点を見つけるためには相手に質問をして、コミュニケーションの量を増やす必要があります。
最初は出身地や好きな食べ物、よく行く場所といった聞きやすい質問から初めていきましょう。
上手く共通点が見つかったら「そこわたしもよく行きますよ」というように話に乗っかり話を広げていきます。
そうすることで、会話の情報量が増えてさらなる共通点が見つかり、相手のことが理解でき親しみを覚えてくるようになります。
気持ちを素直に伝える
この人とは合わないと感じてしまったとき、相手との言い合いを避けるため自分の気持ちを奥に秘めてしまうことがありますよね。
相手と価値観を合わせて仲良くなりたいと考えている場合はそれはやめましょう。
気持ちを素直に伝えることで、相手にもあなたの価値観が伝わっていくはずです。
相手の価値観をすべて知ることはできません。
あなたが思い込んでいるだけで、相手は想像とは違う考えを持っている可能性もあります。
相手には言動を変えて欲しいとまでは言わず、まずは気持ちだけでも伝えてみましょう。
親密になりたいと考えているならば、あなただけが我慢し続ける関係ではいつか破綻してしまうでしょう。
②相手の価値観に合わせてあげる場合
あなたが大人の対応をして相手に合わせてあげたいと考えている時の付き合い方を紹介します。
自分の心を無視して相手に合わせすぎると、耐えきれなくなってしまうので、くれぐれも無理はしないようにしましょう。
相手の価値観を否定しない
価値観が合わないと思っている人と会話をしていると、何かと衝突してしまいそうになることも多いですよね。
そんな場面に遭遇しても相手の主張を否定しないように心がけましょう。
真っ向から自分の意見を否定されるとたとえあなたの方が正しい意見でも相手は受け入れ難く感じます。
譲れない価値観が違う場合は、相手の考えに理解を示した上で自分の意見を言うようにしましょう。
聞き役にまわる
人は自分の話を相手に聞いて貰えると、認めて貰えた気がして機嫌が良くなっていきます。
合わないと感じる人には自分から意見を言うのは控えて、聞き役にまわることで気分を良くさせていきましょう。
あなたの周りにも厄介者の相手をうまく聞くことで対処法している人がいるのではないでしょうか。
聞き方のコツとしては、返事や頷きを入れると聞いていることが相手に伝わり、好感度があがっていきます。
自分から話しかけて親しくなる
合わない相手が話しかけてくるタイプなら聞き役にまわることもできます。
しかし、寡黙なタイプの人にはあなたから話しかけなければ、価値観を合わせてあげることはできません。
この手の人に話しかけても、良いコミュニケーションをとるのは難しいです。
また、価値観も合ってないため、会話が弾むことも少なくなることが多いので、粘り強く話しかける必要があります。
しかし、粘り強く何度も話しかければ、相手の人柄が見えてきて接し方も分かってきます。
③価値観のずれには目をつぶる場合
合わないと感じる人に対して、今のままの関係を継続したいと考えている場合はどうすれば良いのでしょうか。
ポイントとしては、価値観の差があることを受け入れて折り合いをつけるようにしていきましょう。
そのための対処方法を紹介していきます。
価値観が違うことを相手に理解してもらう
価値観が違う人同士が全員いがみ合っているかというとそういう訳ではないですよね。
相手と意見が合わない場合は素直に自分の価値観を話してみるのも良いでしょう。
あなたの大切にしていることを理解して貰えば、相手もあなたの価値観を尊重してくれるかもしれません。
伝え方のコツとして、
「きみの言っていることは分かったよ、でも僕はこう思っているんだ」
というように、相手の意見を一度受け入れてあげてから自分の意見を言うようにしましょう。
意見を否定されると相手の主張は受け入れにくくなる心理が働くためです。
違った発想の意見として捉える
価値観が違う人の意見を自分にはない新鮮なものとして捉えるようにしていきましょう。
価値観がずれてしまうことを気にするのではなく、自分では思いつきもしない新たな視点の意見を貰ったとプラスに考えるのです。
このような発想ができれば、相手との主張が異なってもイライラせずに、自分の成長に繋げていけます。
感情的にならない
価値観が合わない人といると、様々な所で問題が発生してしまいます。
そんなときでも感情的にならず冷静な態度で対応していきましょう。
相手に対してムッとした態度を示せば、問題がこじれてしまう可能性は高まります。
我慢できず、気持ちが顔や言葉に表れそうになった場合は一呼吸おいてから対応しましょう。
その間に「怒ったところで問題は解決しない」と自身を説得し、淡々と行動していくようにしましょう。
④距離を置きたいと考えている場合
最後に転職や別居といったように相手に関わらないようにしたい場合。
または、相手との関わりは切れないが会話をする機会を無くしていきたいと考えている場合の対処法について解説していきます。
本音で語り合ってみる
相手と距離を置く決心をしてもう関わることのない相手ならば最後に、一度腹を割って話し合ってみるのも一つの手です。
「軽口で欠点を指摘してくる所がずっと、気に入らなかった」
「やってもらって当たり前な態度にはうんざりしていた」
関係性を終わらせる前にこのような本音をぶつけてみましょう。
ここまでハッキリ言わないと人の気持ちに気付けない人もいます。
別れる前の最後の手段として本音をぶつけると相手が変わってくれる可能性もあります。
コミュニケーションの量を減らしてみる
相手と距離を取るためには、会話をする機会を減らしていく必要があります。
そのためには、挨拶や報連相といった最低限のコミュニケーション以外はなるべく避けましょう。
日常的な挨拶等ができていれば、相手から違和感を覚えられることなく、距離を取ることができます。
注意して欲しいのは、相手と距離を取ると決めたからと言って、一切話をするのをやめたり、不機嫌な態度を見せないようにすることです。
そのような態度を取ってしまえば周りからも反感を買ってしまいあなたの居場所が無くなってしまうでしょう。
価値観を合わすにはコミュニケーション能力が必要
ここまで価値観が合わない人への対処方法を紹介してきましたが参考になったでしょうか。
価値観が合わない人に対応するためには、相手にうまく伝えること、相手から話を聞き出すことが重要なのはここまで読んでいただいた皆さんなら分かりますよね。
もつれあった人間関係をほどいていくにはコミュニケーション能力を鍛えていく必要があります。
コミュニケーション講座体験レッスン開催中
コミュニケーション能力を鍛えるためにはコミュニケーションをする機会を増やして行く必要があります。
職場、恋愛、友人、家族関係でコミュニケーションの量を増やしていくことで能力は徐々についていきます。
しかし、すぐに能力を向上させたいと感じている方はコミュニケーション講座に通ってみるのがお勧めです。
話し方教室シャンティ コミュニケーション講座では、仕事、恋愛、家族といった人間関係を改善するコミュニケーションのポイントもレッスンしています。
何名もの方の悩みを解決してきた実績があります。
体験レッスンを開催中です。
残りの枠も少なくなってきてますので、気になる方はお早めにお申し込みしてください。