

「相手の立場になって物事を考える」
それができた時、あなたの人への関わり方は何が変わるでしょうか?
例えば
といったメリットが生まれるかもしれません。
もし今あなたが人間関係で悩みを抱えているなら、
「相手の立場に立つ」ことをもう一度見直して見ませんか。
この記事では相手の立場に立つことの意味とその方法を紹介しています。
良好な人間関係を築きたいと考えている方は一度ご覧ください。
では「相手の立場にたつ」とはどういうことでしょうか?
相手の立場に立つ訳ですから、
相手と同じ環境、同じ状況に自分の身を置く、
と言えます。
その時、どう思い、何を考えるか
相手と同じ気持ちになってみる。
そうすることで相手に寄り添った物の考え方ができるようになります。
コミュニケーションをとる上で、相手との気持ちが分からずどうしたらいいか分からないといった悩みは改善されるでしょう。
相手の立場に立つことで気を付けなくてはいけないのは、
“きっとこうなんだろう”という自分の思い込みが入らないようにしないといけません。
自分の思い込みが入ってしまうと、相手と自分とでズレが生じてしまいます。
「相手のためだと思ってやったことなんだけど受け入れられていない」
「余計なお世話だと言われる」
というのは相手の立場に立って考えているようで、結局は自分の都合になっていると言えるでしょう。
相手の立場に立つには相手をよく知ることが必要です。
相手をよく知れば、自分勝手な思い込みではなく
本当の意味で相手の立場に立ち、相手ための行動がとれるようになるでしょう。
と、頭では理解ができても実際にどうすれば相手を知ることができるのか。
そこで悩まれている方も多いと思いのではないでしょうか。
ここでは相手の立場に立つ方法を6つのステップで紹介していきます。
まずはあらためて相手の立場に立っていない人の特徴を考えてみましょう。
相手の立場に特に関心がない、興味も薄いでしょう。
相手の立場に立っていないので自分の立場で話をします。
一方的に物事を言ったり、自分の意見を通します。
相手のためだと自分だけでそう思っている。独り善がり。
そのため相手の反応がいまいちだと相手に苛立ちをおぼえたり、
相手の意見を聞かず、自分の意見を通します。
相手を理解しようとしない、気持ちも汲み取れないので相手の思いとズレた行動をとってしまいます。
自分がどう見られたいか、どう思われたいかに意識が向いている。
と言った特徴が上げられるでしょう。
相手の立場に立てていない人の特徴を見て、自分の行動を振り返って見ましょう。
あなたは独りよがりになってはいないでしょうか?
自分の評価ばかりきにしてませんか?
相手の立場に興味、関心がありますか?
「君のためだと思って言っているんだ」
「あなたのためにやっているのよ」
など、自分の行動アピールになっていませんか?
結局それは相手ではなく、自分の立場で話している状態です。
すぐに見直す必要があります。
その状態に早く気付き、本当の意味で「相手の立場に立つ」ことを身につけていきましょう。
本当の意味で「相手の立場に立つ」ためには、冒頭でお伝えしたように思い込みではなく相手を知ることが大切です。
では相手を知るためには何をする必要があるでしょうか?
相手を知るためにはコミュニケーションをとらなければいけません。
コミュニケーションをとって、置かれている状況聞き出したり、どんなことを考えているのか、相手をしっかりリサーチします。
聞き出す時気をつけなければいけないのは、自分の経験や体験に落とし込んで考えてしまうことです。
自分の経験や体験してきたことに沿って聞いてしまうと、そこにあなたなりの状況や考え、感情が入り込んでしまいます。
あなたが話している相手は、あなたとは違った価値観があり、考え方、捉え方があるので、例え同じ状況に置かれていたとしてもあなたとは違った思いを抱いているかもしれません。
「相手の立場に立つ」ためには、そうした自分の目を通して見たものではなく、相手が見たものを見る、相手が聞いたことを聞く、相手が感じたことを感じることが大切です。
これくらいができれば、あなたはかなり相手に寄り添って物事を考えられるようになるでしょう。信頼もされてくるはずです。
しかし、これを実際にここまで行うには多少訓練が必要です。
コミュニケーションの知識も必要になってくる思います。
なのでまずは相手に興味や関心を持つことから始めていくと良いでしょう。
シンプルなことですが、一番重要なことと言っても過言ではありません。
相手に興味、関心無くして「相手の立場に立つ」ことはできません。
興味、関心を持つことで色々聞きたいことも出てきます。
色々質問していくことで相手を理解できるようになります。
相手が理解することで、相手の立場に立ちやすくなります。
相手の立場に立つためには、興味関心を持って色々と質問してみることが大事です。
色々と質問して聞き出したら、その聞き出した内容から相手が置かれている状況を具体的にイメージしてみましょう。
話を聞いたはいいけれど、いまいちイメージができなければ相手が見ている光景を見ることができません。
自分の頭の中で映像が思い浮かべられるように、質問し理解を深めましょう。
より相手を理解し、相手の立場へ近づこうとするなら、相手が話したことを具現化して相手が見ている光景を自分も見てみる、お互いが同じ光景を見るイメージが大切です。
相手の見ている物が自分にも見えてくるようになれば、相手の立場に立って物事が考えられるようになるでしょう。
「なるほど、こういう思いでいるんだ」
「こういう方向へ行こうとしているんだな」
相手の状況がよりリアルに分かって来ると思います。
そこまで相手の立場に立つことでどんなメリットがありそうでしょうか。
相手へ深く関わることで、寄り添うことができるようになります。
相手からすれば、気持ちを分かってれくれようとしている安心感をあなたに抱くと思います。
それだけでも相手との距離はグッと縮まると思います。
お互いの関係も良くなっていくでしょう。
例えばあなたがグループのリーダー的な立場だったら、部下に対してどう言った行動が取れるでしょうか。
グループの活動で大事なことの一つは、グループ全員が同じゴールを見ているかだと思います。
チームの目標達成がゴールだとしたら、全員が同じ思いになっている必要があります。
相手の立場に立つことができないリーダーは、ただ一方的に自分の考えや行動を指示するだけで、相手の理解を見ないまま進めて行きます。
チームメンバーのなかには納得できていないまま、言われたからやっているだけの受け身の人たちが出てくるでしょう。
そういう人たちがチーム内に増えていけば、チームの目標達成の意識も弱くなるでしょう。
成功できそうなチームには見えません。
では、リーダーが「相手の立場に立つ」ことができるリーダーだったらどうでしょう。
リーダーであるあなたの思いと、チームメンバーの思い、それぞれの思いの差を埋めていくことができます。
また相手を理解しようとする思いはチームメンバーをよく観察しようとする動きになるため、メンバー1人1人に関心がいくようになります。
様子が変だなと思えば、話を聞くことができるし、相手の立場から考えてのアドバイスもできます。
メンバーがただ言われて強制的にやっているではなく、やる気を出させて自主的に活動するメンバーに育てることができるでしょう。
リーダーとの信頼関係もでき、チームの結束力も高まります。
そんなメンバーばかりのチームはどうですか?とても活躍しそうですよね。
心から「相手の立場に立つ」ことができれば、人間関係で揉めることは無くなっていくでしょう。
「相手の立場に立つ」ために必要な行動が理解できたら、後は実践です。
実践できなければ何も意味がありませんよね。
ただ、実際に相手を知ろうとするための質問、相手が見ている光景をイメージするということが難しいと思うかもしれません。
どうしても自分中心で考えてしまったり、何を聞いていったらよいか分からないといった場合もあるでしょう。
これにはある程度、実践しながら経験を積んでいく必要があります。
経験していく中で
「こういう質問するとこういうことが知れるのか」
「こういう考えの人にはこういうアドバイスが必要だな」
あなたの引き出しが増えていくでしょう。
いきなり、「相手を完全に理解しよう」とするのではなく徐々にできるようにしていくことが大切です。
例えば、まずは相手に関心を持って観察することから始めて見ようとか、どんな気持ちでいるのか聞いてみようなど、相手を知る、理解ようとする方向へ意識を持って実践してみるといいと思います。
意識が変わることで行動も変わってきます。
上手くできない、難しいなと感じても継続していくことで、やがてできるポイントが見えてきます。
継続というところで、諦めてしまうパターンが多いと思います。
継続していくためにはモチベーションが大事になります。
ではモチベーションを高く保つためにはどうしたら良いか。
一つは相手の立場に立つことでこうなりたい、というあなたの理想をしっかり持つこと。
そしてその方向へ確実に進んでいるという自覚を持つことが大切です。
実践してみてどうだったかを振り返ってみましょう。
まずは行動を起こすところから始めて、行動を起こしてみて感じたことをアウトプットするも大事です。
上手くいかない、難しいと感じてしまう人はこのアウトプットと検証が足りていないことが一つの要因と言えるでしょう。
アウトプットすることで自分の行動を客観的に見ることができます。
相手を知るためにコミュニケーションをとる訳ですが、
「こういう聞き方すると変な顔去れたなと」とか、
「あの人については関係性ができてきたな」など
自分自身の行動の軌跡を見ることで、できているところは実感できるし、逆に改善するポイントもみえ、次はこうしてみようという具体的な行動が見えてきます。
それがないと、やっぱり難しいで終わってしまうし、気持ちも下がってしまいます。
実践したことを淡々と検証するを繰り返していくことで、あなたの力になるし、継続していくことのモチベーションアップにも繋がります。
自分の行動をしっかり認識するという点でも、1日1日を振り返ることをおススメします。
相手の立場に立つための方法をお伝えしてきましたが、一朝一夕で身につくものではありません。
まずは日々の意識づけが大事です。意識ができなければ行動をおこすことができません。
相手の立場に立って考える力を養うためには行動を変え、それを継続することが大切です。
紹介した6つの方法も継続して行っていくことで力が養われていきます。
上手くいかないこともあるかもしれませんが、諦めずしっかり身につくまで続けていきましょう。
相手の立場に立って物事を考えられる能力は、どんな企業へ行っても役に立ちます。
顧客の顧客が誰なのかを理解して話をすることはビジネスでは大事なこと。
あなたがお客さんを見るように、お客さんもその先のお客さんを見ています。
そこが理解できていないと、相手とのコミュニケーションが視点のズレたものになってしまいます。
そこであなたが相手の立場で話すことができれば、相手からはとても信頼されます。
顧客との直接的な関わりがなくても、社内でのコミュニケーションは必須です。
相手の立場に立ったコミュニケーションがとれれば、今後社内でどう活躍していきそうか上司や同僚から期待や評価も高まります。
本当の意味で相手の立場に立てる人は少ないので、これができればあなたの存在価値はグンとあがるでしょう。
「相手の立場に立つ」ためには、どれだけ相手のことを考えられるかということだと思います。
相手に興味、関心がなければ、表面的に相手を知ろうとしても、そうした関わりが長続きしなかったり、結局気持ちが汲み取れなかったりします。
普段の自分がどれだけ相手に関心を持てているのか、振り返ってみてください。
「相手の立場に立つ」そう思うのは、自分のためでしょうか。相手のためでしょうか。
その両方大事だと思います。相手のためにすることは、自分のためになるからです。
良好な人間関係を構築することにメリットは多くありますが、デメリットはないと思います。
「相手の立場に立つ」ことでコミュニケーションのが円滑にとれるようになれば、あなたの人生も円滑になるでしょう。
相手を知るためにはコミュニケーションを多くとっていく必要があります。
場合によってはコミュニケーションの知識を付けることでより効果的に相手の立場に立つことができるようになります。
そうした場合、プロの力を利用するのも一つの手だと言えます。
効率よくコミュニケーションの知識を得ることが出来ますし、日常においてコミュニケーションの悩みも早く解決することができます。
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