

職場での朝礼やプレゼン、結婚式など畏まった場でのスピーチなど仕事やプライベートで人前で話す機会はわりと多いと思います。ですが苦手意識を持つ人もたくさんいます。
「人前に立った途端、頭が真っ白になってしまった」
「スピーチ当日の何日も前から緊張して気分が憂鬱」
というのはよく聞く話です。
この記事では人前で話すことが苦手だと思うその原因と克服方法を紹介します。
人前で話すのが苦手に感じている人にはどういった特徴がありそうでしょうか?
心理面での特徴を見てみましょう。
自分に自信が持てない人は、自分を過小評価してしまいます。
「自分の話を聞かれるのは恥ずかしい」
「とても上手になんか話せない」
「人前に出るような人間ではない」
自信がないため、声も小さくなるし、ハッキリと最後まで話すことが出来ず尻すぼみのような話し方になってしまいます。そんな自分にますます自信を無くしてしまいます。
自分は人より劣っていると感じている人は、人前に立つことに抵抗を感じてしまうでしょう。
周りからの評価を気にしてしまうと、不安な気分になっていきます。
「こんな発言したらどう思われるだろう」
「下手だと思われているかな」
「否定されたらどうしよう」
自分が周りからどう思われているかをいつも気にしてしまったり、人から注目されると動揺してしまうような人は人前で話すことも得意ではありません。
周りの目を気にしすぎると人前に立った時、余計に緊張してしまいます。
人が近くにいるだけで気になる、落ち着かない、というように人に苦手意識があると人前で話すことも苦手でしょう。人が苦手だという人はコミュニケーションが上手く取れないという特徴があります。
特に伝えたい事が思いつかないとか頼まれたからとか、仕方なく話している、というように受け身で行おうとすると思いがあると人前でも上手く話すことが出来ません。
普段の人との関わりが人前に出た時にも繋がっていきます。
上がり症の人は人前に立つとひどく緊張してしまいます。緊張から声が震えたり、上ずったり、心臓もバクバクするし、苦しく正常な状態ではいられません。
そうした苦い思いをした経験が、人前に出るとまた同じ嫌な思いをするのではないかという気持ちになり苦手意識を生みます。
人前で話すことに対して不安やプレッシャーを感じて自分を追いつめてしまうので緊張度も上がります。その場から逃げ出したくなる衝動にかられてしまいます。
では上記のような特徴の人には、根本にどんな原因があるでしょうか?その原因を探ることで改善するポイントが見えてきます。
自分に自信が持てないのは自信が持てるような成功体験が少ないからと言えます。
何か失敗するともうこんな思いはしたくないと諦めてしまう。苦手意識が働いてチャレンジしなくなってしまいます。苦手は苦手のまま克服されることはありません。
そうしたことが増えていくと自分に自信が持てなくなっていきます。人前に立つことも避けてしまうので、そうなると人前に堂々と立つことが出来なくなってしまいます。
周りの目を気にしている人は、結局は周りではなく自分で自分を評価してしまっているのです。
人前で話す時、例えば「どんな話をするのかみんな自分を評価しようとして見ている、だから失敗したら大恥だ」というようなプレッシャーを自分に与えてしまうため、必要以上に緊張してしまうのです。
人に興味がない、関心がないといった人は他人に対して関わりが薄くなります。
そのためコミュニケーションの量も減ります。普段のコミュニケーション能力が人前で話す時にも影響します。
人を避けていると人前にも慣れず苦手意識も無くなりません。
人前で話すということは相手に何かを伝えるということ。本来は相手に意識を向けるべきですが、
自分に意識が向いてしまうことで、人から見られている、注目されているというところを気にしてしまい緊張してしまいます。
それでは人前で話せるようになるための改善ポイントはどこでしょうか。どのような方法があるのか。
その前にまずは人前で話すことが得意な人の特徴を観察してみましょう。
人前で話すのが得意な人は話し方が堂々としています。落ち着いているし自信があるように見えます。
自信を持った話し方は聞き手に安心感を与えるので聞く方も落ち着いて聞くことができます。
人前に出ても話すことを楽しめる人はその場の雰囲気も和らげることができます。
楽しんでいる人をみると人はつられて楽しい気分になるので聞き手の緊張もほぐすことができます。
人に何かを伝えようという思いが強くなると、自然と体で表現しようという動きが出てきます。
ジェスチャーが加わることで話し手の思いが伝わったり、強調されたり、話にアクセントがつくので聞き手も話に引き込まれていきます。
ただ一方的に話をするのではなく、聞き手の方にも話を振ることで話し手と聞き手が一体となるような場づくりが得意と言えます。
2wayコミュニケーションが自然な感じでとれるようになると人前で話すのも楽しくなるでしょうね。
人前で話すことの苦手を克服するために、場数を踏むというのはとても有効です。人前で話すことに慣れたり、人から見られるということに慣れるためには経験を積むしかありません。
慣れない内は中々ハードルが高いかもしれません。やっぱり自分は苦手だとマイナス思考に支配されるかもしれません。
それに打ち勝つには人前で話せるようになりたいと思うあなたの気持ち次第です。自分の理想の姿を思い浮かべながら、人前で話す機会があれば是非チャレンジしましょう。
人前で話す時、自分は何を伝えたいのかをしっかりと持つことが大切です。何も伝えたいことがないままメッセージがないと気持ちが内向してしまいます。
つまり人の目を気にしたり、早くこの時間が終わってほしいなど考えたり、苦手と思うことばかり考えてしまいます。
今日はこれを伝えたいという思いが明確になっていれば意識が相手(聞き手)に向きます。
人の視線も気ならなくなるし、何が言いたいのか自分でも分からなくなって焦ってしまうということも防ぐことができます。苦手意識も和らぐでしょう。
人前で話す経験が少ない人、過去にプレゼンやスピーチ等で失敗してしまった経験がある人は、人前で話す時に失敗してしまう場面を想像してしまう傾向があります。
そういった悪い想像をしてしまえば、緊張をしてしまうだけではなく事前準備にも身が入らなくなってしまい、失敗してしまう確率は上がるでしょう。
人前で話す機会があった時は理想の状態をイメージしましょう。プレゼンやスピーチによって企画が通ったり、周りを見る目が変わった自分を想像してみてください。
理想のイメージがあれば、緊張してしまった時や話が詰まってしまった時でも、なんとか伝えようという勇気を与えてくれます。
また、スピーチ等へのモチベーションが上がり、入念に下準備ができるので良くなっていくことでしょう。
伝えたいことが明確で、それを伝える理想の状態をイメージ出来たら、あとは練習が必要です。イメージ通りに話せるようになるまで時間があればひたすら練習しましょう。努力をした分結果に表れるはずです。
話すことに慣れるためにも練習するときは実際に人に聞いてもらうとなおよいです。いきなり多人数の前が難しければ、1人や2人、少人数の前に立って話すことから始めてみましょう。そしてどんな印象を受けたか感想をもらうといいですね。悪いところどんどん言ってもらって改善していきましょう。
また、自分が話しているところを撮影して客観的に自分を見てみるのも有効です。自分のクセや特徴を知ることで改善するポイントが分かりやすくなります。
いざ本番!人前で話すことになったら、話している自分ではなく、話を伝える相手に意識を向けましょう。どんな顔で聞いているのかな、ちゃんと伝わっているかな、聞き手の様子をみながら届けるように話をすることが大事ですね。
緊張しないようにするために“観客を野菜だと思え”だとか“観客と目を合わせないようにする”という方法を聞いたことがあるかもしれません。
確かに苦手な人にとっては緊張を和らげるための一つの手段かもしれませんが、せっかく人前で話すのですから人に伝えたいですし、相手をしっかり認識して思いを届けたいですよね。
自分が伝えたいメッセージと聞いてほしいという思いがあれば、意識は自分ではなく相手に向くので緊張もなくなってくると思います。
何故あなたは人前で話せるようになりたいのでしょうか?人前で話すのが苦手なことを克服することでどんなメリットがありそうでしょうか。
人前で話すことが得意になることで話すことに自信が持てます。話すことに自信が持てると、人と関わることにも自信が持てるようになります。極端な話、どこで何があってもコミュニケーションで解決できるくらいの気持ちになると、色々なことが積極的になります。
諦めていたことに挑戦したり、大きな夢を持つようになったり、自分の可能性が広がっていくでしょうね。
人前で話すことが得意になると、プレゼン力や説得力も身についていきます。仕事においても営業としての成績を上げられるし、リーダーシップをとっていくにも活かされます。
仕事にプライベートに成功できる確率が苦手なままでいるよりも、グッと上がるでしょう。
本意ではないけどしょうがなくとか、朝礼で順番に回ってくるから話してるだけなど、憂鬱な気分で人前に立っているとしたら、是非、苦手意識を改善していくことをお勧めします。
人前で話せないことでのデメリットは色々とでてきそうですが、話せるようになって困ることは何もありません。
人前で話せるようになることでのメリットは無限大といえそうですね。
人前で話すことが苦手な人の特徴やその原因。改善するためのポイントを紹介してきました。この記事では人前での話し方などのスキルではなく、人前での苦手意識を克服するためのメンタルの強化するといったことにフォーカスした内容を紹介しました。
良いスピーチとはどれだけ聞き手の心が動いたかだと思います。
人前で話すときの姿勢や伝え方など、話し方のスキルも当然大事ですが、人の心を動かすのは心です。その心をを素直に出せるように、人前に出ても緊張しない楽にいられるように、まずはメンタルを鍛えていくと良いでしょう。
人前で話す時に限らず普段からの人との関わりも大事です。日常でのコミュニケーションを大切にしたいですね。
コミュニケーションを学ぶのも一つの克服方法です。
日常でのコミュニケーションに自信が付けば、人前で話すことの苦手意識も減らせられるでしょう。
コミュニケーションの改善には正しい知識が必要です。
プロの目から見てあなたのどんなところが課題で、日常でどういうことをやっていけばいいか。課題がハッキリわかるのは、こうしたコミュニケーション講座を受けるメリットです。
更に実践したことへのフィードバックがあるので、より効果的にコミュニケーション能力を高めることが出来るでしょう。
また途中で嫌になったり、挫折しそうだと不安に思う人にも力強いサポーターにもなってくれます。
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