
コミュニケーションを取る上で大切なことやメリットとは?

人と人が関係性を作っていく上でコミュニケーションを取ることは欠かせません。
家庭や友人同士、職場など様々な場所で様々な人とコミュニケーションをとる場面があります。
普段何気なく取っているコミュニケーションですが、どんなメリットがあるのでしょうか?
また、コミュニケーションを取る上で大切なことは何なのでしょうか?
今回は、コミュニケーションを取る上で大切なことやメリットについて解説します。
人とコミュニケーションをとる必要性

コミュニケーションをとる上で大切なことやメリットを紹介する前に、そもそもなぜ人はコミュニケーションをとる必要があるのか解説します。
人間は他の動物よりもコミュニケーション能力が長けているので、ここまで文明を発展させることができました。
今、この記事を読んでいるスマホやPC、インターネット、電気、他にも色々便利に使えるようになったのは、人と人とがコミュニケーションを取り協力しながら開発・改善し続けてきたからですね。
それらを利用するにも、誰かとコミュニケーションを取らなければいけない場面は多くありますよね。
例えば、スマホを契約したりする場合にも、ショップに行き店員さんとコミュニケーションを取る必要がありますね。
この発展し様々な面で複雑化した世の中を生きていくためには、自分以外とコミュニケーションを取ることは必須です。
また、他者と十分にコミュニケーションをとれない状態になってしまうと人は孤独や不安を感じ、その状態が続くと精神状態が不安定になってしまいます。
現代社会を便利に、健康的に生きていくためには、誰かとコミュニケーションをとることは必須なのです。
コミュニケーションをとるメリット

コミュニケーションを取ること得られる4つのメリットを紹介します。
お互いの理解が深まる
コミュニケーションをとることでお互いの理解を深めることができます。
自分のことについて相手に伝えていくことで、自分の人となりを相手に知ってもらうことができます。
また、相手の話を引き出し聞いていくことで、相手の人となりを知ることができます。
“あの人は見た感じこんな人だな”、“きっとこう思っているに違いない”、など思い込みは時には大きな誤解を招いてしまいます。
その人についての理解がズレてしまっては関係性も築きにくくなってしまします。
お互いにどういう人なのか、どんな考えを持っているのか、理解を深めていくことはコミュニケーションをとることでしか分からない大切なことです。
信頼関係を構築できる
信頼関係とはお互いが相手を信用している関係にあると言えます。
あなたにとってどういう人が信用できるでしょうか?
名前も知らない、どんな人かもわからない人をいきなり信用できるでしょうか?
それはないですよね。
先にもあったようにコミュニケーションをとることで、相手への理解が深まります。
人を知ることは知らないことで生まれる警戒心を解いていきます。お互いのことを知ることで心も開きやすくなります。
自分をオープンにできる相手には、それだけ相手のことを信頼できていることになりますよね。
そんな信頼関係を構築できるのはコミュニケーションをとる大きなメリットです。
チームワークが向上する

チームとして活動する場合、お互い信頼のおける者同士がチームを組んだ場合と、よそよそしくお互いの心に壁がある者同士のチームではどちらがチームワークを発揮すると思いますか?
当然、信頼関係のできたチームの方がチームワークを発揮できると思います。
コミュニケーションが円滑で、お互いの意思疎通が図られていれば同じ目標に向かってスムーズに進むことができます。
コミュニケーションが取れていないチームでは無駄な動きで効率が悪くなったり、チームの雰囲気づくりできないので士気が下がったりしてしまいます。
仲間同士の関係が悪くなってしまうとチームではなく個の集まりになってしまいます。
チームとして活動していくには、コミュニケーションとお互いの信頼関係が欠かせません。
チームワークの向上はコミュニケーションの質にも関わってきます。
コミュニケーションの質を上げ、チームのモチベーションを上げることが出来れば、大きな成果を生むこともできます。
コミュニケーションを上手にとることでそうした影響を作り出すこともできます。
職場やプライベートの人間関係が充実する
コミュニケーション能力を高めることによって、さらに効果的なメリットを得ることができます。
仕事の面で言えば、あらゆるビジネスシーンでコミュニケーション能力が必要となります。
そこでのコミュニケーション能力は仕事の成果とつながっていくでしょうし、それはビジネスの成功へとつながるでしょう。
上司や部下・同僚など職場での人間関係が上手く取れていくと会社からの評価も上がっていきます。
会社はコミュニケーション能力の高い人材を求めているので、信頼関係やチームワークを上手に構築するスキルはあなた自身の評価を上げるポイントとなります。
そうしたコミュニケーション能力は仕事だけではなく、プライベートでも活かされます。
友人関係、夫婦関係、家族関係、など私生活が充実すると人生全般が充実した生活になっていきます。
コミュニケーションに関しての知識を身につけ、そのテクニックを磨いていくことで人生をよりよい方向へ向かわせることができます。
コミュニケーションをとることは大きな可能性を秘めています。
コミュニケーションを取る上で大切なこと

コミュニケーションを上手く取れず失敗した経験はないですか?
みなさんの実生活に置き換えて少し考えてみてください。
「あの時上手くコミュニケーションがとれていたらどんな展開になっただろう。」
「あの時もっとチームの結束力があればどうなっていただろう。」
また同じような状況になった時でも、上手くコミュニケーションを取れればより良い結果になるのではないでしょうか。
そうした状況を作り出していくためには、コミュニケーションで大切なことを知り、コミュニケーションの質を上げていく必要があります。
質を高めるために、コミュニケーションをとる上で大切なことは何か解説します。
相手に興味を持つ
一番の根本の部分だと言えるでしょう。
相手に関心がなければ関係を深めるコミュニケーションは生まれません。
まずは相手に興味を持つことが重要です。
興味を持たれてるなと感じると色んなこと話したくなりませんか?
相手もそういう気持ちになって話しができれば会話も弾んでいきます。
相手に好奇心があればいろんな事を聞きたくなります。
そうしたコミュニケーションが取れればお互いに心地よい時間を共有できるようになり、関係性を深めていくことができるでしょう。
会話はするものの表面的だったり、その場だけの会話だと直ぐに忘れてしまうし、相手がどんな人なのか理解できず、自分がどういう人間なのかも伝わらず、お互いに印象の残らない存在になってしまいます。
相手を知る、自分を知ってもらうには、相手に興味を持って接することが重要です。
リアクションを徹底する
話をしていてどんな人が話しやすいと思いますか?
やっぱり自分の話を興味を持って聞いてくれる人だと思います。
先にも述べた様に話を聞いてくれているなと感じると話しやすいですし、もっと話したいなというように話を引き出すこともできます。
話しやすい、もっと話がしたいそういう気持ちにさせる聞く姿勢がポイントになります。
話を聞く姿勢で大切なことがリアクションです。
相手の話にうなずいたり、相づちをうったり、気持ちの良い返事をしたり、反応することが大切になってきます。
ここで少しイメージしてみてください。
相づちや返事がない相手とコミュニケーションをとっていくのと、相づちや気持ちの良い返事など話の内容に反応してくれる相手とのコミュニケーション、どちらが話しやすいですか?もっと話を聞いてもらいたいなと感じますか?
多くの方はリアクションある相手の方が話しやすいと感じるはずです。
反応がないと話す側は不安になってくるし、話しずらくなっていきます。
コミュニケーションをとる上で、話を聞く姿勢もコミュニケーションをとる上で大切な要素です。
まずは肯定する

よく何か提案した後の返事が「でも・・・」、「いやそれは・・・」、「やっぱり・・・」など相手の意見を否定することから入る方が時々います。
よりよい提案を出そうとしてのことかもしれないし、否定をしている訳ではないという方もいるかもしれません。
意見を出し合うことは良いことですし、否定してはいけないということでもありません。
ここではお互いが良い関係性を築いていくためのコミュニケーションとして大切にしたい事としてお話します。
いきなり自分の考えや意見を否定や不同意されると、言いづらくなってしまったり、反発心を抱いたり、気持ちのよいコミュニケーションがとれなくなってしまいます。
まずは相手の言ったことに対して肯定しましょう。
その後に自分の意見を伝えると相手も素直にこちらの意見を聞いてくれるようになります。
「なるほど。良い意見だね。○○なところが良いね。でも私の考えは・・・」というように肯定から入ると悪い空気にならず良好なコミュニケーションがとれます。
オープンクエスチョン
相手へ何か問いかける時、答えがYes、Noの質問ではなく、答えが一つに決まっていない質問が有効です。
答えがYesかNoで答えられてしまう質問は話が広がりにくくなります。
相手が話好きで1つの質問に10も20も答えてくれる方なら良いですが、「はい」か「いいえ」で終わってしまうと会話が止まってしまい、ひたすら質問して答える、インタビューのような会話になってしまいます。
それだと相手がどんな人なのか、どんな考えを持っているのかよく分かりません。
質問するときはオープンクエスチョンを取り入れると良いでしょう。
オープンクエスチョンは答えが一つに決まっていない、つまりその人なりの答えや考えがある質問です。
なので質問を繰り返していくことで段々とその人の考え方や価値観が分かってきます。
お互いの理解を深めていくためには必要になってくる問いかけですね。
相手の内面を引き出す質問
オープンクエスチョンの特徴として、相手の考え方や価値観が分かってくるとお伝えしましたが、それを引き出すためにはもう少し的を絞った問いかけが必要になってきます。
相手の内面を引き出す為には、モノに対しての質問ではなく内面に向く質問が有効になります。
例えば「その服はどこで買ったのか」、「どんなクルマに乗っているのか」、「好きな料理は何か」などモノに対しての質問は相手の情報としては知ることができますが、そこにどんな思いがあるのか、価値観は見えてきません。
そこで内面に向く質問をしていくと良いでしょう。
「服を買うときはどんなこだわりがあるのか」「どうしてそのクルマを選んだのか」「好きなものを食べているときはどんな気持ちか」など。
そんな問いかけをされると聞かれた方も自分の内面を見つめる機会になって改めて自分を知る機会になるのではないでしょうか?
こうした質問はある程度の関係性ができてからの方が有効です。
初対面でいきなり内面に向く質問をされると返って引かれる場合があるので、最初はYes、Noで答えられる質問やモノへの質問でお互い馴染んでから徐々に取り入れていくと良いでしょう。
意図を込めて話す
コミュニケーションは相手のことを知り、自分のことも知ってもらうやり取りだと言えますが、自分の思いや感情、考えを正確に相手に伝えることも重要です。
その伝え方も、誰に何を伝えたいか意図を込めて話すことが大切になってきます。
意図とは“こうしようと考えていること、思惑。また、めざすこと”を意味する言葉とあります。
ここでも書かれているように、考えていること、思いを込めて相手に話す必要があります。
では意図がないコミュニケーションだとどうなっていくでしょうか。
自分が伝えたい事とは違うように捉えられたり、言ったことを忘れられたり、コミュニケーションのずれが生じます。
話を聞く側もある程度思い込んで聞いている場合があります。
そこで伝えたい事、考えていることをしっかりと意図を込めて伝えないと、そう言ったつもりはないのに・・というような誤解を招いてしまいます。
人とコミュニケーションをとり場合は何を伝えたいのかしっかり意図を込めて話すようにしましょう。
相手の話に乗っかる
先に相手の話をまずは肯定することが大切ということをお伝えしましたが、もし相手の提案に異論がなければその提案に大いに乗っかってみてください。
ただ「それいいね」、「うん。そうしよう」で終わるのではなく、さらにそこからプラスしていくコミュニケーションをとってみましょう。
「それいいね。じゃあもっとこうするのはどう?」、「せっかくだからこんなこともやりましょう」など、話を展開していくと新たな発想が生まれたり、何よりコミュニケーションが楽しくなっていくと思います。
普段からそうしたプラスに発想することに慣れておくと、何か問題が発生した時、トラブルが起きた時にその場の状況に応じて、何をどうしたら最善か、上手く収まるかといった問題解決能力のアップにつながっていきます。
また一人のアイデアだけではなく周りのアイデアから色々な展開を考えまとめられる、リーダーとしての資質も身につけられると思います。
コミュニケーションをとる上で大切なことは、色々なことをまずは肯定して、プラスに物事を捉えていくそうした発想も大切な要素と言えます。
上手にコミュニケーションを取れるようになるには実践・継続が重要

コミュニケーションをとることのメリットやコミュニケーションをとる上で大切なことをお伝えしてきました。
こうした知識は当然必要なことですが、実生活において適用できなければ意味がありません。
コミュニケーションの上達には実践が大事です。
そのためまずは意識してやってみるというところから始めていくと良いでしょう。
あれもこれもやろうとすると覚えきれないかもしれませんので、何か一つテーマを決めて取り組んでみてはどうでしょうか?
始めは上手くいかなかったり、意識がそれてしまったりすることがあるかもしれません。
実践において大切なことは継続することです。
継続していくことでやがて身につき、意識しなくても自然にできるようになっていきます。
コミュニケーションの上達には正しい知識とそれを実践して身につけていくことが重要です。
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日常生活でいきなり実践となると中々ハードルが高いと感じる方、どうしても途中であきらめてしまう方は、コミュニケーション講座で練習するのもおすすめです。
練習の中で実践することで、日常でも自然に適用することが出来るようになります。
他に実践していく中で、こういう場合どうしたらいいの?という疑問もいろいろ出てくると思います。
そうした疑問もプロのコミュニケーション講師に聞くことができるので、早く上達していきます。
何よりプロの目から見て何をどう改善したら良いか、的確なアドバイスがもらえることは大きいと思います。
客観的に自分がどう見られているのかや、他人には聞きづらいことも聞けるのは、コミュニケーション講座を受けることのメリットです。
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